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#103 小池知事会見質疑・平成28年12月2日 まとめ(長文)

前回に続くエントリ。

#102 小池知事会見質疑・平成28年12月2日 IOCの会場評価公表封じ、パラ競技団体に聞き取り急がず?



以下、知事会見の質疑応答。

知事回答はそのまま。
記者質問は簡略化。
※印は中の人のメモ



【記者】①今週のオリンピックの4者協議、知事が冒頭で結論。結論に至る議論の経過が見えにくかった。議論の経過を全て見せた上で結論に導くという意味での透明化が、必ずしも十分ではなかった。

②バレーボールの会場で先日横浜市から文書。小池知事の受け止めは③東京都以外に、ほかの自治体も会場を抱える。見直しの議論が続いていることで、自分たちの自治体がどれだけの費用を負担するか当初は秋口ぐらいには判明予定だったが今も未定で懸念の声。


【知事】それでは、最初のご質問でございますけれども、先日の4者協議は、最初、全て公開をお願いいたしましたところ、途中から非公開部分も挟み、またコーヒーブレークもあるということで、かなり長丁場になっておりました。今回の4者協議については、主に論点は三つの会場をどうするかということであり、既にIOCとして、IFとして、NFとして、そして組織委員会として、これまで既に予定をされていたところを東京都はどう考えるのかということが、これがもう論点の最たるものでございましたので、そこで議論をするというよりは、東京都がどう考えるのかということを最初に出さないと、議論の結果として東京はどう考えますというよりは、東京都としてどう考えるからこういう議論を、という話ならば、そこが論点だったと、このように理解をしております。ですから、そこで議論をすることが目的ではなくて、結論を出すということが目的でありますので、まず東京都としての考え方を述べたということでございます。

ということで、そこでもう東京都としてのお話をさせていただいたことによって、IOCが準備をされておられました各会場の評価ということは、それは、客観的なことはありがたいことでありますけれども、既に東京都としての考え方を述べたという時点で、それは、IOCのご意見を伺うという意味になってしまうということで、IOCのご判断で、その後のIOCからの報告ということはなくなったと理解をいたしております。


よって、今回、全て公開されて、その後の費用のことについても議論が全て公開の場で行われたことは、私はよかったのではないかと思っておりますし、ただただ長く時間をかければいいものではございません。そういった意味で、今回、コーツ委員長が議長役をなさいましたので、その点を私はお願いをし、かつ東京は結論を述べますからと申し上げたところ、分かったという話でございました。



2番目の、残念ながら、今回、三つの会場のうち二つについては、東京都としての結論を出させていただき、ご了承いただいたわけでございますが、残った横浜アリーナか有明アリーナかというお話につきまして、これまでも横浜市の方にご協力をお願いしてきたところでございます。そして、それについて、25日の時点で東京都の方に文書が届いていたということでございますが、私自身がそれを目にいたしましたのは昨日の話でございます。この点については、ちゃんと私の方に情報を上げるようにということを、先ほど局の方に通達をしたところ、指示をしたところでございます。もっとも、こういうのはあまり外にお話しするような類いの話ではないかと思いますけれども、しかし、そういう事実でございましたので、あえてここで触れさせていただきます。


それから、バレーについては、あの文書のとおり、それぞれまとまってということであるならば横浜市は応じますという、そのような読み方を私どもはいたしておりまして、そして、林市長と私はもう長年の友人でございます。ゴルフ友達でございますが。非常にビジネスにも通じて、とても明快な市長で、私はとても尊敬しているところでございます。市長もいろいろとお立場がある中で、こうやってご協力いただいていることに私は心から感謝を申し上げたいと、このように思っております。よって、この横浜アリーナに関しましては、都と横浜市でお互いの窓口を定めまして、引き続き情報交換、そして競技会場としての課題の整理は進めてまいります。


一方で、有明アリーナでございますが、ご承知のように、404億円、そしてまた、それがいろいろと削ることによって、60億円ほど減額できるという見通しもございますけれども、そのように整備費の更なる縮減、それから収支計画の見直しを追求するというのは、これは進めてまいります。また、一方で、私はこれを何度か申し上げていて、皆さんあまりお気付きになっていないかもしれませんけれども、民間の活用であるとかコンセッション方式についても、こちらの方についても追求をしていきたいと思います。要は、あの有明の地域にありまして、いろいろとスポーツ施設もあっちこっちにあったりもするわけでございますけれども、そういったことも総合的に考えていくということも含めて、横浜、そして有明、これはできるだけ早い時期に、クリスマスというと、皆さんもいろいろと、日が迫ってくると、年末も忙しい時期でございますし、特にIOCの皆様方はクリスマスを12月24日ではなくて、その1週間や10日ぐらい前からクリスマスホリデーに入ってしまいますので、その意味では、ご迷惑をかけないように努力をしていきたいと思っております。


よって、最善の、今、努力をし、そしてできるだけ早いうちに答えを出していき、そして、常に申し上げております都民ファースト、そしてアスリートファースト、両方矛盾するではないかとおっしゃいますけれども、その総合的な判断、これを決めていきたいと、このように思っております。



3番目、東京以外のところの費用分担はどうなるのかということでございますけれども、これにつきましても、今日もまた福島県の話が出たり、埼玉県に行く話とか、多々ございます。これについては、まさしく組織委員会や国等々としっかりと議論をして、答えを出すべきだと思います。
ちょうどいずれの地方自治体におきましても、議会が始まっているということから、それぞれの自治体の長の皆様方もそれについては尋ねられていると思うのですね。ですから、早くそれぞれの会場を決め、そしてどれぐらい費用がかかるのか、その分担をどうするのか、これについては答えを出していく責任があると、このように思っておりますので、それこそ4者協議除くIOCという形で決めていく必要があると思っております。
以上3点、よろしいでしょうか。


※時期については触れず。



【記者】バレーボール会場の見直し。改めて4者協議の場で議論して決定か、知事が都としての判断を示してそれを結論とするか

【知事】IOCの方々、そしてリオの関係者を含めて、デブリーフィングというのが、この間、行われました。こういったことをまたバレーボールのためだけに行うということは、事実考えにくいと思っております。現実に、私もよくIOCの幹部の方々とやりとりはいろいろな形でいたしておりますし、その結論を得るためには様々な方法があろうかと思っております。それについては今後、どういう形かということは関係者間での協議をしていくこととなろうかと思います。
これも一つ、働き方なのですけれど、今、グローバルな企業というのはテレビ会議からいろいろな形でやっていますので、そこで顔を合わせて何ぼの話というのは、もはや特に国際的な協議の場合は少なくなっていると考えた方がよろしいのではないかと思っております。
いずれにしましても、これから様々な会場の問題はまだまだあるわけでございまして、適宜、それぞれの場で結論が出ることにおいての、それを全体への結論に導くための方法は幾つかあろうかと思います。


※「4者協議は考え難い」以外は答えていない。



【記者】確認なのですけれど、そうすると、知事がまず都としての判断を示された上で、テレビ会議なのか何なのか分からないですけれど、そこで確認するという形。


【知事】その前にやはり国内として、それをどういうふうに結論づけるかというのは同時並行で行うべきだと思っております。もしくは先に国内的にまとめていくということかと思います。


※知事が都としての判断を示すか否かの確認を求めているのに回答せず。「同時並行的か先に国内的に」って個別の会場の事?



【記者】オリンピック会場問題。昨日、IOCの関係者が横浜アリーナ視察。今後、視察内容の聞き取りの考えは?知事は横浜アリーナ検討を「IOC側が既存施設の活用をと言っていること」を理由にあげる。一方で4者協議では、IOC側が非常に野心的で難しい目標とも。ハードルは高い中、なぜ知事は横浜アリーナにこだわり続ける?




【知事】非公式訪問で内容はIOCは公表しないと聞く。横浜アリーナは、とても街でも愛されている会場ですし、会場としては、私は、遜色のないところだと思っております。だからこそ横浜も、非常に愛する会場として扱っておられるんだろうと思っております。

いずれにしましても、横浜、そして有明、両方の可能性をしっかりと探っていきたいと思っております。


※IOC視察に関しては聞き取りはしなさそう。ハードルが高いのになぜこだわるか?というのが質問。これも回答していない。



【記者】ボート・カヌー会場について、長沼を見送った理由について、現地に赴いて直接ご説明されるお考えがあるか。現地の方へのメッセージは
横浜アリーナ。横浜市の考えを知事は昨日知ったというが、オリ・パラ準備局からも、あるいは上山特別顧問からも、横浜市からペーパーが出ていることを聞かないで4者協議に臨まれたか。

有明アリーナは車椅子バスケの会場。競技団体側からご意見をお聞くつもりはあるか。



【知事】ありがとうございます。まず、ボート・カヌーの海の森でございますけれども、その前に申し上げておきますと、これは最終的にはスマート案ということで決定をいたしました。ちなみに、仮設という言葉がよく使われますけれども、どうも、結構仮設でも費用かかるのですが、仮設という言葉は、本当に、何ていうのでしょうか、安価なものの印象を与え、仮設は仮設でも結構いいものだったりするのです。ということで、スマートという言葉に変えたということでございますが、この水上競技場スマート案ということで決定をしたということでございます。
それから、長沼につきましては、先方からも、先方というのはIOCの方からも、プレキャンプということでお話がございました。4者協議のときに発表されるというか、IOCが報告される中にも長沼案については、プレキャンプとしてという、そのような項目が盛り込まれていたわけでございまして、そのIOCからのご助言ということを最終的に受け入れたということでございます。
それは、復興五輪ということと、長沼がいつでも競技ができる状況でございますので、残念ながら本戦は行われないものの、そこでは前もっての競技の練習ができ、そして本番に臨めるという点では、大変価値があるということでございますので、そのように決めさせていただいたわけでございます。
村井知事の方にもその結果についてはすぐにお知らせをし、そして、それによって知事の方も、私からのご報告について承知をいたしましたということで、お答えをいただいたところでございます。
また、私も、これからも長沼の地においてのいろいろな活動はいつも念頭に置いておきたいと思っております。
それから、これからプレキャンプということで、事前キャンプについてはいろいろな地域が手を挙げてこられるかと思いますけれども、そういったことについても、先日も東北の六魂祭など、6県からもお話もございました。できるだけそれは、全国で会場を、東京都としてどこまでできるかというものもございますけれども、是非そういった意味でも、東北の復興ということについて、東京から少しでも後押しができればと考えております。
あと何でしたっけ。



※村井知事から返事があったと回答。直接の説明も長沼の現地に行くこともなさそう。メッセージなし。



【知事】横浜につきましては、先ほど私、申し上げましたように、その書類そのものを見たのは昨日の時点でございました。横浜については、これまでも上山顧問からもお話を、実際にご覧になったときの模様などはよく聞いております。そして、それに関わる様々な情報等も耳には入っているわけでございます。

ご承知のように、IOCのアジェンダ2020には、既存の施設を使うことを勧めるということが明記されておりますので、その点ではIOCの役員の皆様方も理解をしておられるわけであります。よって、クリスマス前までに、この件については答えを出していきたい。それについては変わっておりません。

あと、有明アリーナについての車椅子バスケの件、そのほか、いわゆるパラリンピックの方々につきましては、これからほかにもたくさんございますので、その一環として一つひとつ伺うことになっていくかと思います。


※上山顧問から視察の状況などを聞いていると回答するも、「横浜市の考え」について聞いていたとは回答せず。

パラリンピックでの有明/横浜アリーナ会場使用に焦点を当てて急いで聞き取ることはなさそう。他の団体への聞き取りの一環として話を伺っていくと回答。



「大山鳴動」

【記者】オリンピックの施設で、少なくとも最初に見直しを打ち上げられた二つの施設は、別の施設の活用はできなかった。横浜も今、実際かなり難しい状況。有明になれば、率直に申し上げて、大山鳴動すれども鼠一匹といいますか、何だったのかな。

【知事】ちょっとそれは失礼なのではないですか。

【記者】ある種の挫折といいますか、そういう状況にはなるのではないか。

【知事】それは全く当たりませんね。なぜならば、オリンピックがいかにサステイナブルであるべきかということを追求いたしました。お金の金額で言うならば、2000億円削りましたという方もおられますけれども、そこから更に削っているわけでありまして、その分を見過ごしておられたということではないでしょうか。このまま行きますと、豊洲ではありませんけれども、どんどんどんどん膨らんでいたと思います。誰が歯止めをかけるのでしょうか。IOCでしょうか。組織委員会でしょうか。結局は都民の皆様方にその費用がかかってくるということで、私であれ、誰であれ、都民に責任がある者はそのことをしなければならなかったのではないでしょうか。
ですから、鼠どころか、大きな黒い頭の鼠がいっぱいいるということがここで分かったではないですか。入札の方式はどうなのでしょうか。そういったことを見なければいけないのではないでしょうか。
そして、オリンピックの精神が持続可能であるということについては、バッハ会長が一番おっしゃっていること、つまり、その次の会場がどうなるのかということまで東京は責任を持たなければならない。これから頭の黒い鼠をどんどん探していきたいと、このように思っておりますので、むしろジャーナリズムとして、そちらの方を研究されたらいかがでしょうか。



【記者】バレーボール会場で、知事は横浜市との窓口を設けるというが、競技団体IFとはどう交渉?特にIFは、有明案を非常に重視。


【知事】これについては引き続きそれぞれのステークホルダー、主体になる方々との連携をとっていきたいと、このように思っております。


※どう交渉する?という質問に、連携すると回答。






小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成28年12月2日)(東京都)

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