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#223  「公営競技、ネットの神風 昨年度、赤字団体5年で半減」  報道より

日本経済新聞(平成29年1月23日)より。

 地方競馬などの公営競技、以前のエントリでは深刻なマーケットの縮小を書いたが、最近はそうでもないらしい。公営競技を主催する98団体のうち赤字団体がこの5年で半減したそうだ。背景にはネット投票の広がりがあるらしい。背景には赤字団体の撤退もあったようだが、思ったより状況は悪くないのかも。



▼記事概要 
・総務省の地方財政状況調査により公営競技の実質収支を計算。
・平成27年度の赤字団体は全体の16%。
・赤字団体の割合はバブル崩壊後の1990年代に上昇。平成16年度に44%に。
・収支は急速に改善。
 地方競馬は顕著で平成22年度81%➡︎平成27年度21%
(掲載グラフより)
 競輪は20%台➡︎10%前後
 競艇は30%台➡︎10%前後
 オートレースは40%前後➡︎50%台

・公営競技主催団体は164(1995年度)➡︎98(平成27年度)
・赤字団体の撤退、スマホなどを通じたネット投票の拡大が要因。


・地方競馬を主催する14団体のネット投票の合計売り上げは平成27年度2471億、前年比20%増加(JRAの伸び率は6%だった)。
・川崎市の川崎競馬組合は平成27年度、設立以来、初めて神奈川県と横浜市に収益を分配。
・さいたま市の埼玉県浦和競馬組合も自治体に利益還元。合計額は12億2000万円(前年比23%増加)

・施設投資に踏み切る団体も。
 ・厩舎改修:帯広競馬場(帯広市+十勝農業協同組合連合会)
 ・スタンド改修:浦和競馬場(埼玉県浦和競馬組合)
 ・競馬場移転:名古屋競馬場(愛知県競馬組合)



▼公営競技間の競争
 記事では公営競技の競争激化、カジノの影響にも触れていた。

・各競技がネット投票を取り込みやすい夜のレースを増やした結果、限られた時間にレースが重なり、思うような増収効果が得られないケース
・国内にカジノができるとファンの流出が予想される。
・各競技が新たな顧客として期待する訪日観光客がカジノに流れる可能性


・・・

思っていたより、状況は改善していたみたい。ただ、「限られたパイの食い合い」という状況がなくなったわけではないようだ。


(リンク)
 公営競技、ネットの神風 昨年度、赤字団体5年で半減 (日本経済新聞)
 競技間の競争激化(日本経済新聞)
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