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#312 小池知事記者会見質疑まとめ 平成29年3月3日 「安全なので安心して」とはならない?

東京都の小池知事の記者会見の築地市場に関する部分を抜粋。

記者さんからの質問
知事は安心と安全をどのように分けて考えるか。

知事回答
安全というのは科学的、法律的な根拠に基づくということが一般的なベース
安心というのはある種の消費者としての理解、そこに寄せる信頼
・これを両方含めて必要なこと・・・

つまり、分けて考えていませんという回答。
これだと「安全なので安心して」とはならないのか。



これまで同様、記者さんの質問は要約。知事回答は全文。
※印は中の人の声

・・・
【記者】築地市場に関連。先日、築地市場の環境確保条例に基づく土壌汚染対策が行われておらず、土壌汚染の恐れがあるという地歴報告書がまとめられていたという発表。届け出られた日は昨年3月下旬で1年近くこの地歴は公表されず。情報公開を都政改革の一丁目一番地に掲げる知事の考えは。

【知事】築地に関しましての情報が十分公開されていなかったというお話でございますけれども、その中で、様々な課題が顕在されていると。そういう中で、例えば、条例に基づく届出が行われてなかったといったような不備も指摘をされているかと思います。早速、この点につきましては、築地のみならず、ほかの市場も、こういった届出の落ち度がないのかどうかということなども、今点検をしているところでございます。できるだけ公表をするというか、「日の丸弁当」と申し上げておりますので、今後ともしっかりと公表すべきものは公表していきたいと、こう思っております。


※「他にないか点検している」と回答。「遺憾」などの感想はなし。


【記者】条例に基づき、地面の下50センチメートルの調査がこれから行われる。調査結果3、4か月後先というが、この調査結果についてはご公表されるか。

【知事】工事を行った箇所については、届出を行って、その必要に応じた調査を実施するということで、まずは土壌の状況を明らかにしていきたいと、このように思っております。これについては公表するというのも、先ほど申し上げたとおりでございます。

※公表する

【記者】石原さんについて。石原さんは「小池知事は安心と安全を混同して迷路に迷い込んでしまっている」と。知事は安心と安全をどのように分けて考えるか。

【知事】まず基本的に、安心と安全の定義、そこの議論に入ると、まさしく迷路になってしまうと思います。ただ、安全というのは科学的、法律的な根拠に基づくということが一般的なベースになろうかと思います。安心というのは、例えば、消費者、都民の皆様方が、「ああ、これで安心」といったような、ある種の消費者としての理解、そしてまた、そこに寄せる信頼といったようなことではないかと思います。これを両方含めて必要なことではないかと思います。
結局、消費者として選択をする際に、これが安心なのか安全なのかということについては、特に食品については、なかなか日本の消費者というのは厳しいわけですから、そこの部分はきちんとした科学的な、そしてまた法律的な根拠を示すことによって、正確な情報を示すことによって、それが得られるものと。
今、豊洲の問題につきましては、例の9回目の調査を、モニタリングをやったところ、あのような数字が出てしまって、この安心の部分、ましてや安全の部分でさえ、かなり崩れてしまったわけであります。だからこそ再調査をするのであって、さもなければ、きちんとした安全も安心も得られないということになろうかと、このように整理をしておりますので、何も迷っているわけでもございませんし、また、都民のために何をすべきなのか、一番お困りの業者の方々にはどのような安心といいましょうか、これまでに、実際に被害を被っておられる方々に対しての、何というのでしょうか、しっかりとそのカバーをするということなどで、きっちりと整理させていただいていると思っております。
何か、ご意見ございますか。よろしいですか。

※科学的・法律面で安全でも、安心とはならないという見解。


【記者】石原元知事がいうことについては、どのように受け止めるか。

【知事】それはもう石原元知事が、いろいろなところから話を聞かれてのご感想だと思いますが、それはただ、情報が偏るということはままあるのではないかなと思っておりますので、私は今、私自身が話したことによって、考え方が変わるかな、どうかなというところかと思います。

【記者】石原さんの会見、小池都知事はそれをご覧になるか。

【知事】大変公務が忙しいので、私はそちらの方に専念をしたいと思っております。後で、いろいろな形で見させていただこうと思っております。

【記者】石原さんが家から出るときに「巌流島へ向かう気持ちで」と。それに対して何か。

【知事】あの世代の方たちは、よく「武士(もののふ)」とか「侍」とかおっしゃるので、ちょっと我々というか、違和感を感じるところであります。でも、石原元知事におかれましても、そういうお気持ちなのかと思いますけれども、都民のニーズということとご自身の思いとは若干ずれがあるような気がいたします。
では、あとお一人にさせていただきます。

【記者】石原さん。豊洲の一連の問題についてご自身の見解を述べられる。この問題にずっと接してきた知事として、どういったことが明らかになってほしいか。

【知事】この課題につきましては、市場会計ではありますけれども、なぜこのように、この土壌対策費用がかかり、そしてまた、それを都の市場の方で負うようになったのかという、私は前から申し上げていますけれども、瑕疵担保責任の部分というのが一番大きな部ではないか。
それから、お金、建設費も、途中から、もううわーっと膨らんでいくわけです。今後の都政運営で同じようなことが起こらないためにも、私は知っておきたいと、このように思っております。誰が、このガバナンスを握っていたのですかという話だと思います。実際に、真のリーダーがいたのかどうかということなども、これも確認はしなければいけないと思っております。
いずれにしても、この東京都政というものはこれからも続いていくわけでございますので、これまでの数々の歴史を踏まえて、それより、よりよい都政に持っていくというのが受け継いだ私の使命ではないかと、このように思っております。
以上であります。


・・・


 移転するかどうかの結論が事実上、無期限で先送りされ、市場の卸業者や地元区は次の対応が取れずにいるようだ。移転するにしても、移転しないにしても「できる限り早い結論」を求め続けているようだが、その声が現知事に届くことはないのだろうね。


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