記事一覧

#344 小池知事記者会見質疑まとめ 平成29年3月10日 「安心はどう確保?」➡︎「確保するためのことをする」

東京都の小池知事の記者会見の築地市場に関する部分を抜粋。


正直、難解で、よく分からない。

・自民が「知事は正面から答えていないのでは」➡︎働いている人に配慮。専門家会議前で語る幅がない中、真摯に答えた
・石原氏の「不作為の告訴」と問題の決着をどう捉えるか➡︎石原氏がハードルを上げ、現状届いていない。第3の道は「現状では」検討段階にない(やや発言を修正)。
・百条委に期待することは➡︎議会の進めることを注視。当事者の証言は何よりも意味がある。
・築地の配管損傷➡︎復旧の必要があるか見極めたい
・豊洲は法的カバーされているという点で、局長と意見が食い違うが➡︎一般論と特定論の話
・豊洲でも築地でも有害物質。豊洲移転にせよ築地に残るにせよ市場や人々の安心はどう確保?➡︎豊洲移転が前提だったので築地は放置された。それが不作為という話もある。万全の信頼を勝ち得るためのことを最後までやるべき。全て信頼をどのように勝ち得るかという話。




 「どうやったら安心が確保されるのか」という質問に、「安心を確保するためのことをする」っていう回答が目を引いたかな。あと、築地の配管損傷は復旧したらしいが、「復旧の必要があるか見極めたい」ってどういうことだろう。



 毎回思うが、これを記事にする人は大変だと思う。


これまで同様、記者さんの質問は要約。知事回答は全文。
※印は中の人の声


・・・

【記者】昨日まで予算特別委員会。築地市場の豊洲移転問題など論戦。自民党幹事長が、知事の答弁に「正面から答えていないのではないかというような印象が非常に強かった」と発言。会期延長も視野に入れるということ。知事の受け止めは。


【知事】 豊洲というよりは築地の問題を取り上げられたことが自民党の会派の方は多かったかなと、このように思いますけれども、今、現に営業しているということで、ファクトについてお伝えすることももちろん大事でありますけれども、今、働いておられる方に対しても配慮をすべきではないかということも頭に置きながら、答弁などをさせていただきました。それから、今ちょうど、ご承知のように、専門家会議が控えております。そして、地下水モニタリングの再調査ということで、その結果が間もなく出るというタイミングでございます。よって、このタイミングで、語る幅がさほどない中で、私は真摯にお答えしたと考えております。



【記者】豊洲問題で、石原慎太郎さんが「不作為の責任が小池さんにはあるのではないか」と告訴するかもしれないようなことについてはどうお考えか。豊洲と築地と二つあって、「第3の道はない」と議会答弁。今、比重をどう考えて、この問題を決着するか。



【知事】一番最後のご質問でありますけれども、先ほどこちらから申し上げたとおり、今、まさしくいろいろな科学的な調査が出てくるわけでございます。もともとの法的な部分をクリアした後というか、それを超えて、例えば石原さんは、「今の技術をもってすれば無害化も可能」といったような、そういったことの中間報告などを受けた形でご発言をされているように思います。つまり、ハードルを大変上げられたということでありますが、そのハードルにまだ届いていないというのが現状と、私は答弁の中でその件についてもお伝えしたところであります。
 よって、今後どうしていくのかということについては、今、こういったある種のちょうど節目といいますか、調査の結果が出る、それがどっち方向なのかということを私もまだ存じません。そういう中でどうしていこうかという段階なので、これからのスケジュールということについては、それらの結果が出た上で考える必要が出てくるのではないかと思います。
 常に私は総合的な判断ということを申し上げているのは、それらの科学的な調査結果等を含めて全体で考えていかなければならないということから申し上げております。
 それから、第3の道はない云々ですけれども、今、そういう中で判断しようとしているので、そこで今、第3の道を探るという段階にはないということで、「現時点ではありません」ということは申し上げたわけでございます。
 それから、石原さんについては、20日の日にお体を押して出てこられることになっておりますので、ご自愛いただきたいと、こう思っております。

※豊洲、築地の2社択一じゃない?


【記者】百条委員会。今回の石原元知事に対する証人喚問で、どういった点を期待したいか。

【知事】これは豊洲移転に関わります、いつ誰が、どこで何を決めたのか、いつも私が使うフレーズでありますが、このことを明確にしていき、それによって、「市場の会計」でございますので、いわゆる税金というものではございませんけれども、やはり市場というのが都の財産である限りは、やはりそれについてどのような経緯でこうなったのかということを検証していくという意味で、当事者としての証言というのは何よりも意味があると思っております。
 ですから、そのことについてしっかりと、記憶なり、それから実際何があったのかということを引き出していただくのが今回の百条委員会の役割なのではないかと思っております。議会がお決めになり、議会がお進めになることを注視していきたいと思っております。


【記者】百条委員会とかで移転の過去の経緯が検証されているが、それが今後、小池知事が判断をされる移転をどうするか、この判断にも影響を及ぼすものなのか。


【知事】及ぼすと思います。これは過去の検証ということですが、例えば地下水の、科学技術を駆使してというところがまだそれが稼働を始めたばかりということもございますけれども、実際それが有効であったのか、どうなのかということも、今後、例えば、移転したとしても、そういったことが本当に有効だったのかどうかということにも関わってきます。それをいつ、どのような形で決めたのか。それから、専門家会議が終わってから技術会議が開かれるわけですけれども、そことの間でぷつんと切れている時期があって、それが一体どういう流れでそうなったのかというのは、やはり当事者でないと分からないと思うのです。

 これは都の様々な意思決定の流れにも関わることでありますので、ですから、豊洲の、中央卸売市場というある種、都政のガバナンスもしくは都政の運営、同じですけれど、運営の象徴としても捉えられると考えております。市場の問題というのは、都庁全体の問題としても検証に値すると思っております。
 それから、それを踏まえた上で、移転に関わる様々な決定ということに反映させていくというので意味があると思っております。


【記者】築地市場で今朝、ろ過海水の配管が損傷。業者の方もお困り。配管は55年前のもの。老朽化は結構待ったなしの状況。移転の判断、移転されるか、そのままになるか、どちらにせよ、時期が遅れれば、市場へのケアという面ではお金もかかってくる。


【知事】築地市場内でろ過海水の供給が停止したということで、現に営業されているがゆえに、緊急な処置ということも必要になってくるかと思います。と同時に、復旧工事の要があるのかどうかということもしっかりと見極めていかなければならないと思います。まずは工事の必要性、そしてまた、それに対しての必要な手続等々があると思いますので、そういったことはこの都庁内でも、市場当局と、それから環境局等と連携して適切に対応するようにと指示をしたところでございます。

 また、それに関わって、この後どうするかということについては、工事はどれぐらい必要なのかということなども見極めなければなりません。それによって、また対応が変わってくるわけでありますので、そういったことを見極めながら進めていくということで、市場の実際に営業されている方々には、よくそれだけ大切に使ってきてくださったということと同時に、それで市場の方も、ちゃんとそれを使いこなしてきたということもそうなのですけれども、営業にご迷惑のかからないような、そういう対応をすべきだと考えております。

※復旧工事がいるかどうか見極めるらしい。


【記者】豊洲移転問題で、一部答弁が変遷したと受け取れるような質疑。特に「豊洲市場が法的にはカバーされている」というご発言をめぐって、局長と答弁が食い違うといった場面も。どうしてこの答弁が変遷されたのか。


【知事】変わったものと思っておりません。一般論と特定論との話だと考えております。そしてまた、とり方については共有しているものと思っておりますので、違いがあるとは考えておりません。


【記者】豊洲問題。知事は今週、公明党との政策協定の場にも立ち会い、都民ファーストの会では、元民進の都議の方が公認に選ばれた。その2党とも、豊洲移転では議会で賛成した立場。そうした経緯をどう整理されて共同歩調をとるのか。


【知事】これまで各党は、豊洲移転に関して、立場をとってこられました。そのことについては承知をいたしております。その上で、今後どうするかという点において、これまでとは違うといいましょうか、これまでよりも、私はいつもグレードアップということを使っているのですけれども、更にこの都政、そして都の政策に磨きをかけていくということで、これらの経過を踏まえた上で、これからもっと都民ファーストの流れをつくっていこうということで一致するということでございます。
さらに、私は一番申し上げたいのは、これまでの都議会については、いろいろな形でそれぞれ関わってこられた。特にお1人、都議を引き抜いたり、結構アクロバティックなことが行われていたことも承知いたしております。そういった経験を踏まえて、いろいろなご意見もある中で、より都政の体質を変えていくという点、それから都民ファーストという、目線を変えるというか、当たり前の話なのですけれども、そこの原点に一緒に立ち戻りつつ、新しく歩みを進めるという点で、ともに歩みを進めることができるということを確認できた方々、別に党としてという、そっくりという、特に旧民進の方々とは旧民進というまとまりという形では、今のところ一緒にという話にはなっておりません。これからの都議会と、そして都知事との二元代表制を進めるにおいて、車の両輪をしっかりとしたものにしていくという意味では、方向性として、都政を変えていくと、大改革をするのだという点で大きな一致があるということは極めて意味の大きいことだと、このように思っております。
すみません。それでは、あとお一方にさせてください。

※これまでの各党の立場とこれからの立場は違うといいたい?


【記者】豊洲に続いて、築地の方でも有害物質が出た。人々の安心という部分をどう確保していくのか。豊洲に行くにしても、仮に築地にとどまるにしても、安心をどう確保していくのか。非常に難しい部分だと思うが、市場の安心、人々の安心をどう確保していくのかについての考えは。


【知事】築地に関して、いろいろと、これだけ問題があるということを、写真などで、この予算委員会で示されたという会派がございました。問題のあったこと、課題があることについては、都議会の皆さんも一番よくご存じだと思います。それがゆえに、豊洲移転ということについての一つの結論を得て進めてこられた。逆に言えば、移転を前提にされていたので、築地についての改修がほったらかしにされたと。築地の方々から言わせると、汚いとか、古いとか、狭いとか、指摘されて、これまで18年間、放置されてきたようなもので、不作為とはそのことだという話もあったりいたします。そういった中において、今、総合的な判断をしようとしているわけでございます。


※「築地に問題があって豊洲移転を進めてきた。移転が前提だったので築地が放置されたようなもの」でそれが不作為だって。


 また、これは既にご承知のように、移転の延期をしたことに伴うものでございますけれども、開場した後に、地下に空洞があるだの、地下水のモニタリングが変わっていただのとなったときは、やれこちらの方は、もう築地を壊しますといって、さっさと築地の、何ていうのですかね、もう入札も7月二十何日かに行われて、壊すのは早いですよね、日本は。国立競技場もさっさと壊しましたから、後に戻れなくなって、それから次のことが決まるみたいな、何かその辺が私はよく理解できないところなのですが。
 いずれにしましても、築地の問題があるからこそ、今まで長年、議論を重ねてこられたわけですが、ただ、それについて、私は不完全だったということだと思っております。だからこそ、今、再調査もやっているということで、これら全て信頼をどのように勝ち得るかという話です。企業でいうならば、何らかの問題点があったときには、その企業は、例えば、リコールをするとか、それから株価が落ちるとか、そういう状況になるわけで、だからこそ、東京都が運営をして責務を負っている市場については、万全の信頼を勝ち得るためのことを最後までやるべきだというのが私の主張だったわけでございます。

※「万全信頼を勝ち取るためのことを最後までやるべき」、どうやって?

 この間についての経過は皆さんの方がよくご存じだと思いますけれども、信頼を勝ち得るというのは本当に大変なことだと思います。この例がいいのかどうか分かりませんけれども、中国で残留農薬の問題で騒ぎになったときには、それが農産品の通関をクリアして入ってきたとしても、消費者は手を出さなかったという時期もあったわけです。私が申し上げている安心というのは、そういうことで、それは数値であらわすとか、その辺の基準はどうなのだとかということよりも、これはもう、本当に信頼を勝ち得るのがどんなに大変なことなのかというのは、商売をやっておられる方々には、その辺のところを、一番、最近の流れからいっても、気を使われるところなのだろうと思います。ましてや、生鮮食料品を扱う市場だということがポイントだと思っております。

  大阪で、大阪ガスの跡地を、もうこれも使われております。何に使われているかといったら、スタジアムとして使われていて、生鮮食料品を扱っている場には使われていないわけであります。これらのことを考えると、いかにして、その豊洲というこの地をクリアしていくために、いろいろな苦労もあると思います。お金もかかっています。途方もなくかかっています。そこのところをどう考えるか。それによって、信頼をどうやって勝ち得るかということを申し上げて、私は安心という言葉を使わせていただいているわけであります。

 安心という言葉が理解できないのは、これは、私は、そのことが逆に理解できないということを申し上げたいと思っております。

 今日はありがとうございました。


※「安心をどうやって確保していくのか」と聞いているのに対し、「安心は重要」「信頼を勝ち得ることがすべて」「確保するためのことをする」と話している。


・・・


難解な記者会見。
 小池知事の言う「安心」って、どうやったら担保されるのか分かる人いるんだろうか。




関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

どら

Author:どら
どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
中央区とその周辺に関するメモ。

検索フォーム