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#387 金曜イチから「”食卓目線”で見る 豊洲移転問題」(NHK)まとめ 高橋みなみさん、見直した!

気になるニュースを分かりやすく伝えるというNHKの「イチから」(平成29年4月7日)が豊洲移転問題を取り上げていた。タイトルは「”食卓目線”で見る 豊洲移転問題」


サブタイトルは
「これでスッキリ! 移転問題の見方教えます 起源はあの事件 市場と私たちの深~い関係」
IMG_9493.jpg
(NHK)


分かりやすくしていたが、それでも相当難しい内容。


石原知事が選挙中にいらんことを言って、
「安全だけでなく安心を確保する」➡︎「法律を超える安全対策実施」
東京自ら厳しい基準を課して得ようとした安心。
その約束を果たせていないことが不安を膨らませている。

専門家は「いまある浄化設備で対応すれば問題なし」と指摘。

全体として、早く決着を!という内容になっていたと思う。

高橋みなみさん、豊洲問題でスタンスを明確に発言していた。
見直した。本エントリは敬称略。



▼番組内容

豊洲市場問題。
高橋みなみ どこを見ていいのかわからなくなってきてい
松田アナ 当初は去年11月移転予定だった。
高橋 それがこれだけ延びている。

松田 ポイントになっているのは地下にある土に有害物質が検出されたということが問題になっている。小池知事は「安全だが安心できない」(3月14日都議会)と言っている。
高橋 この言葉は難しい。
松田 安全と安心、いったい何が違うのか取材した。



(取材映像)
豊洲市場。床はすべてコンクリートで覆われている。
地下には大きなタンク。地下水を浄化する設備。
こうした安全対策にかかった費用は総額約860億円。
ここまでしているのに安心できないのはなぜ?



かつてここには東京ガスの工場があり、ガスの製造過程で生じた有害物質が地中にしみこんでいた。
2001年、東京都はこの跡地に市場を移転することを決めた。
都は土壌汚染にどう対応するつもりだったのか。


青山元副知事に話を聞いた。
 これほど大きな問題になるとは考えていなかった。法律(土壌汚染対策法)では有害な物質が地表に出てこないように塞ぐなどの対策を取れば良いとされていたため。

青山氏「豊洲に限らず、埋め立て地には何かが埋まっていますので、それを対策をすればいいという考え方だったと思う」

東京都の方向性が変わり始めたのが2006年。築地市場の人たちが移転反対運動を起こした。
移転反対運動参加の仲卸が当時のビラを見せた。移転によって食の安全が脅かされるのではないかと描かれている。「不安自体は漠然としたものだけど、食品を扱う場所なので、イメージが悪いというだけでダメ」。不安は消費者に広がり6万人の署名が集まった。

東京都知事選挙、3期目を目指した石原氏は豊洲市場について新たな方針を打ち出す。
「専門家の意見を聞いて再調査するかどうか決める」

青山元副知事「選挙戦中の勢いで石原さんがいっちゃった。そういう印象があった
「地下の土壌汚染についてはきちんと封じ込めておけばいい、ということで地上と地下は別という考え方が基本だった。そういう意味では再調査なんかする必要はないという考えかたもあった」



土壌汚染対策を調べる専門家会議の議事録を調べると
「安全だけでなく、安心を確保する」「安心のためには法律を超える上乗せ的な安全策が必要」と提言していた。提言を受けて東京都は「上乗せの対策」を始めた。


法律では土壌の調査は汚染の可能性がある場所だけでいいとされていたが、敷地全体の4122地点に広げ、ボーリングなどの調査。さらに法律では対象外の地下水でも対策を実施。地下水を飲み水のレベルに達するまで浄化することにした。


森澤元市場長。対策のハードルは高めたものの、目標をクリアし安心を得られるかは正直わからなかった。
「安全は科学的な話だが、安心は信頼みたいな話になっている。しかし現実は40ヘクタール。あれだけの深さ、全部完璧にとるのは物理的にできるのか、我々も残るだろうと思っていた」


不安は今年現実に。一部の調査地点で、地下水が飲み水のレベルまで浄化されていなかった。
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(NHK)

それでも土壌汚染の専門家は、いまある浄化設備で対応すれば問題ないと指摘。

東京農工大教授
「地下水の汚染は少しは残っているかもしれないが、基準をオーバーすれば浄化して下水道に流し、基準いないならそのまま下水道に。これをずっと確認し続けることが市場の安心につながると思う」


東京自ら厳しい基準を課して得ようとした安心。
その約束を果たせていないことが不安を膨らませている。
(取材映像ここまで)




高橋 「より安心」にというのは聞こえはいいが中途半端になるぐらいなら、こんなこと言ってはいけないじゃないかと思う
松田 安全について、法律上の基準では豊洲市場は安全を満たしている。ただ、盛り土しているはずの場所が空間になっていたというインパクトがある。地下ピットの水。されているはずのものがされていないということがわかってくると、そうすると安心できないという不信感が広がってくる。

高橋 言われていたものがないと不安が広がる。

ゲストの話

上田氏(元漁師、元水産庁職員) 
高橋 法律では大丈夫ということだが、なんか安心できない。
上田 法律は時代時代の合意の話。かつてよかったものが今ダメだったり、その逆も。科学的に冷静に見たときに、それが安全だと証明されるなら、厳として危険な物質は中にある。それが出てこないように継続して監視するのが一つの安心につながると思う


松田アナ どうしてこんなことになっているのか
藤本記者 一つは盛り土の問題。都政への信頼が大きく失墜したということは指摘しておかないといけない。小池知事も就任以来いろいろ発言しているが、夏にも移転について判断すると。
高橋 本当ですか?なんか、いつ終わるのかなという気がしている。
藤本記者 最近新たな会議体を立ち上げ、そこで諸課題を総点検して、自らの総合的判断につなげていくとしている。

松田アナ 夏がポイント?
藤本記者 そう。
高橋 結局、話が動かないような気がする。ただ、延びれば延びるほど我々の税金がどんどん使われていくというのも正直ある。

上田 それもあるし、この話はそもそも、魚を売る人、漁師、食べる人、これ関わってない。これでガタガタなっている。勘ぐれば、築地から移転させた方が得をする人とか、どうしても豊洲に移転させたい人とか、なんか水産業の当事者と別のところにいるんじゃないかという気持ちになる。
松田 そういう推測を生んでしまう状況。
上田 ただ、はっきりわかっているのは、そこにいる魚を扱う人達、魚はなんら変わることはないということ。

松田 当事者が不在になっている感じはある。
上田 ある。そこが一番おかしいところ。
高橋 百条委があって、だれが犯人なんだという話になって、終わりが見えない戦いになっている。
早くどうにか決着がついてほしい。


上田 こういうごたごたが続くと、あたかも魚がダメなじゃないかというそういう根拠のない憶測を生んでしまう。これが一番の問題。


松田 東京の市場の問題が全国の関心事になっているのはなぜか。

(省略)市場を通さずに流通させる会社の映像

松田 市場を通さずに流通させてしまう流れ、上田さんはどう感じるか 

上田 価値観が合ってお客さんが喜ぶという。確かにそうかもしれない。市場は今まで生産者も漁師も両方を考えて自分で一箱の魚から価値を生み出してきた。両方が満足するようにバランスを取ってきた。新しい人がその間に立って市場を通さずに売るということはその人がその役割をしないといけないということ。それができるんですか。お客様に安くて美味しいものを出したい。片手ではだめ。生産者に実入りがよくなったとか、そういうバランスがとれないと。

高橋 人と人との関係性が大事になる。
上田 暮らしだから。


松田 市場にも頑張ってほしいという気になる。
高橋 20歳ぐらいの子はなかなか市場に行かない。もっといろいろ教えてほしいと思った。
上田 ある地方の中央市場は、学校帰りの女子高生にもっと来てもらおうと、ジェラードの美味しい店を入れたり。市場の中に。けれども、それは市場が果たす役割本来のこととちがう。

高橋 豊洲移転したらいろんな試みはあるんですか
上田 テーマパークみたいなものを想定していると思うが、なってみないとわからない。そこで観光客を取ってきました。お金落ちませんでした。どうすんの?ということも起こるかもしれない。それはわからない。
松田 豊洲市場はそういうのも含めて作っている部分がある


藤本 そう。コールドチェーン、適正な温度管理で鮮度を保って。築地も業者さんの努力で保っているが、さらに広く価値を認めてもらえるような市場にこれからしてきている。
上田 生で魚を食べられる状況をあの今の築地で何十年も保っている。その技術と知恵は大したもの。さっきも言ったが、周りがガチャガチャ言っているだけで、人と魚と生産者と消費者は変わらない。だから不安を煽るようなことをするなっていうのが本音なんだけど。
高橋 消費者の人も情報が混濁してこまっているが、仲卸の人が本当に大変だなと。早く移転が。



上田 友人で築地の3代目か4代目、彼は魚や人が変わるわけじゃないと言って、今やらなきゃならないことをやると言って、移転関係ない、魚を伝える料理教室を展開したり。市場の機能は荷がないときに集め、荷があるときに捌く。そういう機能だが、今の時代は魚を伝えていくという重要な役割がある。国民の食卓への教育機能。そういうのも今後の役割。



松田 ツイッターを紹介します「こうやって議論しても、結局は決定権を持っている小池知事が政争の具にしているだけなんですよ。その認識を持たないとダメですね」
高橋 厳しい。
男性の声 その通りだ。
松田 みんなが幸せになるためには、早くどうするか決めてくれることかな。

上田 国民投票で決めるか
松田 それも難しいかも。

・・・

自分でも意外だったが、
高橋みなみさんの話、すっと入ってきたなあ。見直した。


それにしても、NHKがツイッターで両論ではなく、小池知事に批判的なものだけを取り上げるというのも目を引いた。

「こうやって議論しても、結局は決定権を持っている小池知事が政争の具にしているだけなんですよ。その認識を持たないとダメですね」



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どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
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