#393 豊洲市場最大の課題は道路による分断 石原元知事の手紙でまとまった移転への思い紹介 日刊ゲンダイより

豊洲移転推進の事務を担当してきた「東京都水産物卸売業者協会」専務理事の話をまとめた記事が日刊ゲンダイDIGITALに掲載されていた。石原元知事が業者に配慮して送った手紙の話などを交え、市場問題を俯瞰できる記事。


簡単にまとめた。




▼記事概要
・豊洲市場の最大の課題は「用地が道路で分断されていること」
・PT会議、築地再整備私案を批判(「殺人のあった家」の例え、責任者不明の私案)
・土壌汚染問題で運用に関する協議おろそかに。使い勝手の問題残る
・当時の石原知事の手紙で移転へなんとかまとまった思い 嫌々ながら「しかたねえな」
・皆、心が折れているのが現実


こんな感じでまとめられそう。




正確には記事を参照のこと。


▼豊洲市場の最大の課題は「用地が道路で分断されていること」
・用地取得問題は、基本的に過去の問題。業者の立場で用地問題は、2つの道路による市場の分断。断された市場は場内の物流動線上かなり問題。これが「最初の問題」で「最大の問題」。今は「最後の問題」。この問題の解消が最大の課題。
・ネズミもアスベストの問題も、築地の業者は皆知っている。決して望ましい状況とは言えないがオープンにせざるを得ない状況に。



▼PT会議、築地再整備私案を批判
・先月29日の市場問題PTの会議はひどかった。小島座長は豊洲市場の土壌汚染が土地の価格を下げる要因なのを説明するのに「殺人事件があって、壁に血のりがついた家」と例えた。あれを聞いた人は、豊洲市場をどう感じるか? 豊洲に住む方々にも迷惑をかけていると思う。


あの案は「食堂をこっちに移して」「転配送の設備をあっちに」などと指示。かつての築地再整備は、各業者から配置換えの合意を得られず頓挫。誰が責任を取るのかも分からないプランを、業者を交えずにつくって公表してしまうのはいかがなものか。



▼土壌汚染問題で運用に関する協議おろそかに、使い勝手の問題残る
・03年5月、物流システムの効率化や情報インフラ整備など、理想を持って「豊洲新市場の基本構想」をつくった。計画混迷時は、常に基本構想に立ち戻るべきだったが、ある時期から基本構想のことが出なくなった。
・土壌汚染問題。何か起こるかもという緊迫感の中で都職員は対応。異常な状況で基本構想に立ち戻るのは難しかったのでは。
・土壌汚染の問題というのは、我々にとっても専門外のことで、市場の運用と無関係。
・土壌汚染問題の解決とともに「移転」も目的に。とにかく「ハコ」をつくり早期に移す。本来協議しなきゃいけない「市場の運用」がおろそかになり「使い勝手」の問題が残った。全国から集まる1日3000トンの水産物を、いかに衛生的に、合理的に、効率的にさばくか―その努力が世界の築地を生み出した。そこが市場にとって、本来最も重要な課題。



▼当時の石原知事の手紙で移転へまとまった思い 「しかたねえな」
・2010年10月、当時の石原知事が豊洲移転を決断した際、一つ一つの業者に「築地市場の皆様へ」という揮毫付き手紙を出された。この配慮は大きかった。皆「しかたねえな」と、嫌々ながらも「とにかく豊洲へ行こう」という思いでまとまった。
・小池知事も築地の業者と向き合い、皆が納得のできる豊洲移転の決断を早期に。


▼皆心が折れているのが現実
・皆心が折れているのが現実。豊洲市場でターレなどを実際に動かす「習熟訓練」も今、ストップ。「行くのか行かねえのかハッキリしねえのに、マトモに考えてられっか」という雰囲気。
なおざりな状態のまま、どんどん士気がそがれていくような状況は避けたい。
・市場の仕事は「人」が全て。業者の総経費のほとんどが人件費。あとは家賃と雑費くらい。人の気持ちを奮い立たせることが重要。小池知事はリーダーシップを発揮し早期に決断を。都議選のアピール材料にするようなことはやめてもらいたい。


・・・

 業者の思いがまとまった形で表に出てくることが少ないので、こうした記事は貴重。


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