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#452 元禄型関東地震(M8級)の周期は最短500年と判明 従来の1/4未満、将来予測の見直し迫る

東京で想定される最大規模の地震はマグニチュード8クラスの元禄型関東地震とよばれるものだが、産業技術総合研究所などの研究チームが、再来周期についてボーリング調査などを踏まえて細かく分析したところ、従来平均で2300年とされていたものが、最短で500年だったことが判明したそうだ。





▼概要
 東京大学や産業技術総合研究所の研究チームの調査で、1703年に発生した元禄関東地震と似たタイプの地震(元禄型関東地震)が過去約6300年間に少なくとも5回、500〜2800年間隔で発生していたことが判明。


関東地方に沈むこむプレート境界では大正関東地震(1923年、M7・9)、元禄関東地震発生(1703年、M8.2)が発生。

fig1.png
(産総研)



巨大地震で地面が隆起すると波打ち際の海底が地上に現れ海岸段丘が形成される。房総半島南部沿岸に存在が知られていて、今回、密度の高いボーリング調査を房総半島南部沿岸の海岸段丘で実施。加速器質量測定による年代測定で海岸段丘の形成年代の正確な推定に成功した。
fig3.png
(産総研)



 古い方から
約6300年前
約5800年前(間隔500年)
約3000年前(間隔2800年)
約2200年前(間隔800年)
約300年前(間隔1900年)=元禄関東地震(1703年)

・従来想定より高頻度で発生。
・最短の発生間隔が1/4程度になり、ばらつきも大きくなっている。
・従来考えられていたほど規則的ではない。



 政府の地震調査推進本部は約2000〜2700年間隔(平均2300年間隔)と評価していて、再評価が必要になるのではないかと指摘。

・・・


 平均周期が1/4ということより、発生周期のばらつきの大きさに注目すべきかも。
 東京都臨海部の地震についてはこの辺にまとめた。

(参考)=どらったら!
 東京臨海部の自然災害
 #523 東京湾内湾の津波を考える② 湾内の水が極少で、湾外から津波エネルギーが入りにくい
 #491 発生頻度の読み替えを試みる 今後懸念される大地震、平成27年の内閣府資料から 



(リンク)
 元禄型関東地震の再来間隔、最短2000年ではなく500年 (産総研)


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どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
中央区とその周辺に関するメモ。

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