FC2ブログ

記事一覧

#206 マンションの2階と20階と50階の気温差 東京タワーを参考に (グラフ更新=平成30年7月)

いよいよ夏本番、東京でも30℃を越える日が続くようになってきました。前回「#205 ヒートアイランド監視報告(平成24年)を見てみた 気象庁」では、ヒートアイランド現象を関東地方という平面で考えてみましたが、今回は高さによる気温の違いをメモしようと思います。


中央区や江東区、港区など東京湾岸には40階、50階クラスのタワーマンションも多く、地表付近の暑さと高層階の暑さ、どのぐらい違うのかわかる指標は何かないかなあと思って探してみました。その中で、ヒートアイランドのまっただ中に立つ東京タワーが参考になりそうかなと思いました。


そこで、最近1週間の東京タワーの最高気温と最低気温をそれぞれ調べてみました。
高さ4m地点で日最高気温、日最低気温を記録した時の、高さ4m、高さ64m、169m地点の気温をグラフと表にしてみました。




(出典:東京タワーの観測データより中の人作成)



マンションが仮に3フロアで10メートルとすると、
それぞれ高さ4m(2階前後)、高さ64m(20階前後)、高さ169m(50階前後)となります。


一般に標高が100m高くなると0・6℃気温が下降するとされていますが、ヒートアイランド下では、あまりあてはまらないのかもしれません。1週間分しかデータを見ていませんが、日最高気温は高さ100mにつき2℃前後下がりそうです(ただ、高さ169mより高くなると、気温の下がる割合はとても緩やかになっていました)。




▼熱中症と7日平均気温の関係

グラフ更新(平成30年7月19日)

無題

(気象庁)=2008~17年




(出典:気象庁)=2008~13年


 このグラフは2008年から2013年2017年までの期間で、東京における熱中症の救急搬送人数と7日平均気温の関係をプロットしたものです。24℃位から増え始め、27℃~28℃を超えると急激な上昇となります。このグラフをみると1℃の温度を下げることがどれだけ大事かがわかります。



※7日平均気温は、その地点で観測された日平均気温を7 日間にわたって平均したもの(気象庁)
※関東地方で7日平均気温が28℃を超える確率が30%以上と予想される場合、気象庁は「異常天候早期警戒情報」の中に熱中症への注意喚起を盛り込む決まりのようです。



これだけの気温差があるとすると、高層マンションの高い階に住むというのも、有効な熱中症対策かもしれません。また、2階と50階ではエアコンの設定温度が同じでも、2℃~3℃も外気温が低くなるならエアコンの消費電力が少なくなるでしょうから、それだけで「省エネ」効果があるといえるかもしれません(逆に冬がどうなるのかは気になります)


1週間のデータでは断言できませんけど。

※追記 最上階の場合、直射日光による蓄熱という問題が出てきますが、その辺の影響は考えていません。

冬はどうなるのかも(このブログが続いていたら)調べてみようと思います。



(追記)東京タワーの高さ4m、64m、169m地点の気温をグラフと表(21日~24日分)




最高気温では64mで1℃前後、169mで2~3℃前後低くなりましたが。
最低気温では64mで0・3℃程度、169mでも1・5℃前後の差にとどまりました。



(参考URL)
 熱中症注意の呼びかけの条件と、7日平均気温と熱中症搬送者数の関係について (気象庁)

(関連エントリ)
#189 エアコンの賢い使い方を調べてみた

#205 ヒートアイランド監視報告(平成24年)を見てみた 気象庁




ポチッと押して応援していただけると励みになります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

どら

Author:どら
①どらったら!(平成26年〜28年秋)
②dorattara(~29年11月)
の続き。

中央区とその周辺に関するメモ。

検索フォーム