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#466 これは助かる。豊洲移転案と築地再整備案の比較記事掲載 平成29年5月22日付

日本経済新聞(平成29年5月22日)7面に、豊洲市場移転案と築地再整備案を詳しく比較する記事が掲載された。




記事は1面まるまる使った大きなもの。関心の強さを示している。

無題 
(東京都)=豊洲市場


無題
(築地市場)=グーグルマップ



▼築地再整備案(築地)と豊洲移転案(豊洲)を比較
①開業時期
 築地 工期7年の場合2025年
 豊洲 早ければ2017年冬から2018年春

②広さ
 築地 23ヘクタール
 豊洲 40ヘクタール

③1日に扱う水産物
 築地 1628トン(2015年)
 豊洲 目標2300トン

④1日に扱う野菜・果実
 築地 1021トン(2015年)
 豊洲 目標1300トン

⑤観光
 築地 築地ブランドを維持。場外市場+隅田川沿い集客施設
 豊洲 江戸の街並み風の施設に200前後の飲食・販売店、ホテル(※千客万来施設?)


⑥鮮度・衛生管理
 築地 風雨の影響を受けやすい今の開放型施設を閉鎖型に
 豊洲 温度管理しやすい閉鎖型施設

⑦土壌汚染
 築地 クリーニング工場跡地。簡易検査でベンゼン。詳細調査へ
 豊洲 ガス工場跡地。環境基準の100倍のベンゼン。追加対策検討

⑧耐震
 築地 基準を満たしていない6棟を立て替え、アーチ形施設は残す
 豊洲 基準の1・25倍の強度

⑨建設費
 築地 734億円+土壌対策費など
 豊洲 2744億円。土壌対策費860億円+用地取得費など含めた総事業額は5884億円


⑩想定する跡地売却収入
 築地 豊洲跡地を最大4370億円で売却。取得時の価格2360億円
 豊洲 築地跡地を4386億円で売却。環状2号線整備での算定価格


⑪年間収支
 築地 19億円の黒字(2015年度) 閉鎖型にすると管理費(年間19億)の増える可能性
 豊洲 27億円の赤字。閉鎖型で管理費に82億円


⑫築地を通る環状2号線
 築地 五輪期間中は仮設道路で渋滞発生も
 豊洲 移転時期によっては五輪に間に合わない可能性



(そのほか)
・小池知事が移転の待ったをかけたのは平成28年8月末。「安全確認不十分」が大義名分
・豊洲市場の盛り土が施されていないことを公表→都議会の機能不全ぶりを浮き彫りに
・市場部門トップら更迭→豊洲市場の移転問題は小池改革の象徴になった
・移転延期は都政の透明性を高めたが、移転判断は難しさを増した

・豊洲でベンゼン、地上は安全と見解(専門家会議)
・都議会は移転推進が過半数

・移転延期のマイナス面も。延期費用は4月までに95億。住民監査請求。
・東京五輪への影響、想定していた環状2号の整備は停滞。地下を通る本線の五輪前開通困難
・市場問題PTは小池知事判断にフリーハンドをと築地再整備案。
・豊洲は減価償却費除いても年間27億の赤字だが、移転をやめれば平成31年土にも資金繰りが行き詰まる。再整備案は現実味がないという指摘。

・都内在住者アンケート 移転させるべき51%、移転させるべきではない29%
・築地でも有害物質検出。状況は流動的。移転判断の先送りも。



▼年表
1935年3月 築地市場開場
1991年   老朽化で東京都が築地再整備着手
1996年   営業しながらの工事で卸業者と調整がつかず中断
1999年   都と卸業者が別の場所への移転に方針転換
2001年12月移転先に豊洲選定
2008年5月 豊洲の土壌から環境基準の43000倍のベンゼン検出
2008年7月 専門家会議が土壌汚染対策として盛り土を提言
2009年2月 豊洲への移転時期を2014年土と決定
2010年10月石原知事が移転予算執行を表明
2011年8月 土壌汚染対策を開始
2013年1月 土壌汚染対策に時間がかかり移転時期を2015年度に延期
2014年2月 市場施設着工
2014年11月土壌汚染対策工事完了
2014年12月工事の遅れで移転時期を2016年11月に再延期
2015年7月 開場日を2016年11月7日に決定
2016年5月 市場本体施設が完成
2016年8月 小池知事就任、移転延期表明
2016年9月 盛り土が実施されていない問題が表面化、環境基準超えるベンゼン・ヒ素検出
2016年11月移転時期を早ければ2017年冬から2018年春とする行程表発表
2017年1月 環境基準の79倍のベンゼン検出
2017年2月 石原氏らの責任追及のための百条委設置
2017年4月 市場問題PTが築地再整備をにじませる素案
2017年5月 築地でベンゼン検出、詳細調査へ


(以上、日本経済新聞より)

・・・

 こういう風にまとめていただくと、助かるね。

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