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#518 東京8号線(豊洲〜住吉)の検討状況について 概算事業費1420億、有楽町線直通想定 30年で黒字転換

鈴木あやこ議員(江東区)から地下鉄の東京8号線(豊洲〜住吉)に関する議会資料が公表されたので、要点をメモしておく。資料はいずれ公開されるだろう。

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(江東区)


マスコミ報道はこちら。


 累積赤字解消やそれに関連する感度分析(状況が変わった場合の分析)を見ると、事業着手に向けてはなかなか厳しい面も残ると感じた。ただ、臨海地域地下鉄構想よりはずっと実現性が高いといえる。



平成25年度に行われた調査との変化した部分に注目した内容。

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(交通政策審議会「198号答申」より)


▼資料の概要
1 整備計画の深度化
①建設計画
 概算事業費 約1420億円(平成25年概算+160億円)
 線形の見直しにより運転時分が10~35秒短縮
 東京メトロ深川車庫との接続等を考慮
 駅の施設計画見直し


②需要予測
 交通政策審議会モデルによる需要推計(カッコ内は平成25年度調査結果比)
 有楽町線への直通運転を想定
 輸送人員 27・8万人/日(+2・2万人/日)
 輸送密度 17・8万人・日(+2・3万人/日)
 輸送人キロ 92・4万人・km/日(+12万人・km/日)
 運賃収入 年間58・3億円・税抜(年間+9・1億円)



③事業収支(想定スケジュール 平成30年度事業着手、39年度開業)
 累積資金収支黒字転換年 30年
 需要が10%減ると+10年
 建設費が20%増えると+9年
 金利が1・5%上昇すると+9年 

※29年の黒字転換ぱたーんもあった平成25年度調査より後退?資料を見ないと判断できない。


2 整備効果等と政策目標への適合性
①整備効果等 
・混雑緩和
 メトロ東西線で18ポイントの混雑率低下区間(木場~門前仲町、177%に)
 JR京葉線で11ポイントの低下区間(葛西臨海公園~新木場、171%に)
 混雑率180%超の区間はなくなる。

・速達性/シームレス化
 東京都区東部、千葉県北西部~都心部・臨海部への時間短縮便益が大きい
 センターコアエリア東部の南北移動の所要時間と乗換回数低減

・費用便益分析
 30年で3・3(50年で3・9)



3 事業スキームと事業主体
①補助制度 「都市鉄道利便増進事業費補助」では事業が成立しない。「地下高速鉄道整備事業費補助」によるのが適当
②事業主体 上下分離方式を想定

4 実現に向けた取り組み
 高い整備効果があるので、関係者間の合意形成を加速し速やかに事業着手すべき。


・・・


 江東区から資料が公表されたらエントリを更新する予定。
 いつもながら、鈴木議員の貴重な資料公表に感謝します。


(リンク)
 オリンピック・パラリンピック推進特別委員会(鈴木あやこオフィシャルウェブサイト)

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