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#527 小池知事定例会見 記者質疑応答まとめ 豊洲の安全宣言はアセス後。数カ月はない 平成29年6月23日

2017/06/23の東京都知事記者会見質疑応答メモ


数千億の都民負担増が懸念される中の知事会見としては、内容が極めてプア。

豊洲安全宣言は当面しないという趣旨の回答をしていることに注目か。

・豊洲市場の収支改善の具体的イメージを問われ「経費節減と収支改善について精査したい」
・スケジュールの目処を問われ「おのずと出てくる。いつ示せるか詰めていきたい」
・築地の市場機能は今後の検討課題と回答
・豊洲の安全宣言については「土壌汚染対策をして、環境アセス審議会での検討を経て、それでもって、どう安全宣言するかを考えたい」
➡︎安全宣言は環境アセス審議会の検討を経て検討

・豊洲+築地の収支見通しの右肩上がりイメージについて具体的説明を求められ「様々なで経営方針で幾つかあろう。最良の選択をしたい」
・築地で汚染が出た場合の対策について問われ「法で求められたことはやる必要がある」



 安全宣言にアセスの結果は関係あるのか?という疑問も。一方で、早ければ来年5月開場という話もでている。

 この問題では、知事本人がよくわかっていないのか、断片的な話をわかりにくく話していて、きちんと整理された説明がない。




これまで同様、記者さんの質問は要約。知事回答は全文。

【記者】移転問題の基本方針。豊洲の収支改善における何か具体的なイメージは。

【知事】豊洲市場につきましては、新たな市場としてスタートするわけでございますので、先日の四副知事と9人の関係局長を集めました会議で、今後の豊洲市場の経営収支等を改善するための方法などを含めて、そういった経営上の工夫など、都の横断的な形で進めるようにということを指示をさせていただいたわけでございます。
まず、費用をどのようにして節減をしていくのかというのが1点と、さらに、どのような形で収支を改善するための収入を得ていくのか、この両方で進めていくということに、当然のことながら、なろうかと思います。都の方は、9局長会議をベースにいたしまして、今後それらのことで一つずつ精査をしていきたいと考えております。

※収支改善の具体的イメージを問われ「経費節減と収支改善について精査したい」


【記者】いつ頃の目途に。

【知事】まず、先日の関係9局長会議で、一つ明確に定めたことは、追加工事のどの案を選ぶかということで、二つ目の案でございますけれども、コンクリートで地下の空間部分をカバーしていくという、工期、経費ともに短く、そして安価にできるという方法をとるという旨が、市場担当の方から出されたところでございます。
これなどにつきましては今後、入札等の手続き等もございます。ですから、一つ一つ、テーマによって、今後のスケジュールについては自ずと出てくるかと思いますが、それらを含めまして、今後どのタイミングで、いつまでに何をということも含めて、9局長会議で詰めていきたいと考えております。
また、来週、組織委員会などと、オリンピック・パラリンピックの準備の会が開かれるわけでございまして、そちらの方も並行して、どのような形で環状2号線、そしてデポの確保をしていくのか、これはこれで、また担当がありますけれども、全体としてその時間的な整合性を考えながら進めていくなど、スケジュールにつきましては、それぞれの分野でもって自ずと決まってくるもの、また、決めなければならないものがございますので、全体のスケジュールを、いつお示しできるか、それも含めて、9局長会議の方で詰めてまいりたいと考えております。

※目処を問われ「スケジュールはおのずと出てくる。いつ示せるか詰めていきたい」


【記者】築地市場の再整備。市場の業者の方が、築地に対して復帰したいという要望がない場合は、築地に市場機能を持たせないのか。

【知事】築地再開発ということでお伝えをしたところでございますけれども、築地にどのような市場機能を持たせるかということは、今後の検討課題でもございます。それから、何度か申し上げているかと思いますが、卸売市場法について今後改正が予定をされている。今、まさしく吟味をしているところだと聞いております。どのような法律的なたてつけになっていくのか、その点も見極めながら、また、農水省の方には、東京都としての考え方なども参考にしていただきながら、市場そのもの、全国で今、中央卸売市場が六十いくつあります。それから、地方合わせると1,000はあるのですが、それぞれ物流も大きく変わっているということで、それぞれ卸売市場というのが、いろいろな岐路に立たされていることは事実かと思います。よって、市場法を変えていくという流れになっていくわけでございますけれど、そこをまず見極めるというのが1点。
それから、特に仲卸の方々、いろいろご意見もお持ちで、また、今後の経営計画等々、それぞれお持ちだと聞いておりますので、皆さんからしっかりご要望、「こうしてほしい」といったような要望については、これからもしっかり伺っていきたいと思っております。それによって、全体解ということを求めていきたいと考えております。幅広く検討を進めていきたいと考えております。

※築地の市場機能は今後の検討課題。特に仲卸の意見はしっかり伺う。幅広く検討。

【記者】豊洲市場の安全宣言、農水省への認可申請をもって東京都として安全と判断か?それとも、安全宣言という形で改めて知事のお言葉で安全だと表明か。移転のロードマップ上に新たな工程が増える可能性があるのか。

【知事】まず、安全宣言でありますが、豊洲市場の土壌汚染対策の目標は、まだ現時点では都議会の付帯決議の無害化といったこと、これがまだ存在をするということであります。行政とすれば、この付帯決議に拘束をされるものではないという考え方もございますけれども、操業由来の汚染土壌は全て取り除くということで、「無害化」という言葉が使われてまいりました。ただ、これについては先日、私自身、築地に参りまして、皆様方に、まだ無害化ということまでは達成ができていないということについては述べさせていただき、お詫びをさせていただいたところでございます。
専門家会議で、近い将来に達成できるというのも、なかなか難しいという話でございますけれども、これからの土壌汚染対策として、できる限りの対策を講じつつ、そしてまた、それらの数値なども、環境アセスの審議会もございますので、そういったところでのご検討などを経てということになろうかと思います。
形として、これらのことを踏まえた上で、安全宣言というのを、どういう形でしていくのか、それはまず、なすべきことをして、その上で考えていきたいと思います。いずれにしましても、市場を、豊洲に卸売市場として移転、そして開場するというためには、農水大臣の認可が必要でございまして、それはすなわち、安全だから市場を開場させてくださいということになろうかと思います。
それから、昨日もご要望がございました。当然のことかと思いますけれども、豊洲市場の安全性について、これから情報公開を徹底して、そして、その点について、私自身、先頭に立ってアピールをしていく。皆様方の理解を深めていただくような、そのような対応をとっていきたいと考えております。


※土壌汚染対策をして、環境アセス審議会での検討を経て、それでもって、どう安全宣言するかを考えたい➡︎安全宣言は当面しない


【記者】小池知事は以前は、「安心と安全が違っていて、安全ではあるけれども、安心というのは都民の理解が得られないと安心は得られない」。安心という問題について小池都知事は大きく転換された。

【知事】まず一つには、これまで市場のあり方戦略本部、そして、その前に専門家会議やPTなどのいろいろな検証などが行われてまいりました。それらを積み重ねて、総点検を行ってきたわけでございます。そして、安全についてのこの確認という意味でも、追加対策を講じるということで、その方法論について東京都として決めさせていただいたわけでございます。
これらを経て、この安全の部分のところと、それから安心ということについて言うならば、基本的に、地下空間が突然出現したり、それから、地下水等々のこの数値がよろしくない数字がこれまでと比較して出てきた等々、これらのことが相まって、この安心ということにはつながらなかったのではないかと思っております。あり方戦略本部でさまざまな検討を重ねてきた、それらの総合的な判断といいましょうか、それらを総点検をした上で、これからしっかりと安心を皆さんから勝ち取るために、私自身が先頭に立っていこうと考えたわけでございます。
その方法として、先ほどから申し上げておりますように、例えば、これからの環境アセス等々に関しての情報公開は徹底して行っていくという点。それから、今後のこの豊洲の環境のモニタリングなどは継続をして行っていく。これらのことを積み重ねて安心というのを確保していきたいと考えております。
ですから、これらについては、これから、東京都庁全体を挙げまして、安心の確保に向けて努力を重ねていきたいと考えております。

※安心を勝ち取るために、環境アセスなどの情報公開は徹底、モニタリングは継続。



【記者】今までと状況が変わったということではなくて、情報公開が十分されていけば安心は得られると?

【知事】今申し上げたとおり、これまでもいろいろな点検を行ってまいりました。そして、さまざま不安を呼んできた要素ということが一つずつ確認をされ、そして、まだ未確認な部分については、追加の対策を講じるということでございます。そして、今後の数値などについても情報公開をしてまいる。その結果として、安心ということが増大していくものだと思います。
また、私自身も、豊洲の安全性については、しっかりと正しい数値などをお知らせすることによって、安心を確保する努力をしていきたいと考えております。

※不安をよんできた要素を確認し、未確認な部分には追加の対策。


【記者】収支の見通しのところで、豊洲に行った場合は、右肩下がりになる一方で、両市場、二つ使った場合はぐっと右肩上がりになるような、そういう収支を示された図。もう少し具体的に。


【知事】はい。さまざまな経営方針といいましょうか、方法によりまして、この収支を改善する策はいくつかあろうかと思います。今、都庁といたしまして、さまざまな角度から分析をし、かつ、最も効果的で、そして市場会計を健全なものにしていくということについて、最良の選択をしていきたいと考えております。
そしてまた、収支につきましては、先ほど申し上げましたように、まず豊洲市場については、出るを制し、そして収入を増やすと、その両方のことをどういった形が考えられるのか、まさしく精査をしているところでございます。
そしてまた、築地につきましては、今後どのような形が、こちらの方も最も経営として成り立つのか、かつ、民間の活力を活かしていくという方法によりまして、都のお金というよりは、民間の知恵とお金を活用していくということでございまして、それをベースに考えていく。その方法についてはいくつかございますので、その中でどういう形が一番良いのかということについては模索をしてまいります。

※収支見通しの右肩上がりイメージの具体的説明を求められ「様々なで経営方針で幾つかあろう。最良の選択をしたい。民間の知恵とお金を活用」



【記者】築地に関して市場機能を移転する、もしくは、今知事仰ったような食のテーマパークをつくるということで、再開発では食を扱う。築地の土壌について、もし汚染物質が出るような事態になったときに、豊洲と同様にいわゆる条例以上の対策を、例えば、土壌を入れ替えたりとか、地下水管理システム的なものを求めたりとか、そういったところまでやるおつもりなのか。

【知事】これにつきましては、築地再開発において、既にお示しをいたしましたように、土壌汚染の調査、それから文化財の調査など必要になってくるかと思います。これは築地であろうがどこであろうがということになってくるかと思います。これは何が最も必要になってくるのか、今もう既に築地でいくつか調査をしているところでございますけれども、今後どのスケールでやっていくのかということについても、これから都庁の方で詰めていきたいと考えております。
ただ、やはり、この何十年の間に、ずっと法律そのものが変わってきておりますので、今の法律で求められるべきことということについては、行う必要はあるのかなと。
いずれにしましても、環境アセス審議会の方にもお尋ねをするということになろうかと思います。


※築地で汚染が出た場合の対策について問われ「法で求められたことはやる必要がある」




(リンク)
 小池知事「知事の部屋」/記者会見(平成29年6月23日)
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どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
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