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#553更新② 江東区が多めに分割される可能性 調停申請の中央防波堤埋立地

東京都江東区と大田区がそれぞれ帰属を主張していた中央防波堤埋め立て地。江東区が帰属に関する主張と東京都への調停申請を区報の1面で伝えた。一方、大田区は平成28年の6月に区報の特別号を発行したのにとどまっている。(平成29年7月11日現在)



▼こうとう区報(平成29年7月11日)

 江東区は区報の1面全体を使って、調停申請の見通しとなったこととこれまでの主張のまとめを説明した。掲載した写真は地理的に江東区と中央防波堤埋め立て地が密接な関係にあることを強くアピールしたものとなっている。

無題 
(江東区報 平成29年7月11日号より)

なるほど。地理的には密接な感じが出ている。



○江東区主張のポイント
・中央防波堤埋立地は江東区の長年の犠牲の上に造成された
・地理的に密接に繋がっている。利便性が高い。
・中央防波堤埋立地の特別区事務処理はすべて江東区が行っている。行政の継続性が必要。
など。




▼大田区報(平成28年6月1日)
 一方の大田区は平成28年6月、区報の特別号を発行し、中央防波堤埋立地の大田区帰属を強くアピールする写真を掲載し、自らの主張を展開した。
無題 
(大田区報、平成28年6月1日号)

 地理的な一体感という点では江東区に劣る。


○大田区の主張
・中央防波堤埋立地の事務は江東区が行っているが、暫定的に決められたもので「この措置は今後の帰属決定問題には何ら影響を及ぼすものではない」と明記されている
・かつて海苔の養殖場で大田区民の生活の場だった。昭和37年の海苔ひび柵数は大田区4899柵(89・4%)、江東区581柵(10・6%)。
➡︎大田区と中央防波堤埋立地には社会、経済的に密接なつながりがある。




更新① こうとう区報で調停申請を速報(平成29年7月21日)
名称未設定 
(江東区)

調停案が示されるのは申請から概ね90日だそうだ。
7月18日の概ね90日後は10月中旬となる。



一方、大田区報(平成29年7月21日)には掲載なし。



更新② 江東区定例記者会見(平成29年7月11日)より

7月6日の最終本会議で議決したとおり、東京都に自治紛争調停を申請する決定。
今後、共に東京都に申請をして、申請後3か月間で答申が出る。
10月ごろには決着する。
3つの区が争った13号埋立地のとき、等距離線方式という形で、3つの区(江東・港・品川)の中間点を出して、それをベースに7対2対1と分割。
全部江東区とはならない。共に譲らなければ決まらない。
オリンピックの前には決める、お互いの区長同士の約束。
行政の長として、従うべきときには従わざるを得ない。
勧告案は、両区とも受託するという方向で話し合いをした。

中央防波堤はオリンピックで、カヌー、ボート、馬術でも使うので、江東区はそこをオリンピックが決まった時点でオアシスゾーンと位置づけ、都民、区民の皆様がオリンピックのレガシーとしてスポーツ、レジャー、憩いの場として活用できるすばらしい土地にしていきたい。



・・・


 境界分割では「等距離線方式」(=隣り合う自治体の湖岸の2地点から等距離となる複数の線を引き、それらの交点を結んでできた線を湖上の境界線とする方法)が使われるケースはけっこうあるようなので、見た目、中央防波堤埋立地に近い江東区が多めになるんじゃないかな。




(リンク)
平成28年6月1日号(おおた区報)


(リンク)
 等距離線方式に関する資料(計画行政学会)
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Author:どら
どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
中央区とその周辺に関するメモ。

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