記事一覧

#566 小池知事定例記者会見質疑まとめ 環2、平成32年3月末開通のデッドライン➡︎「市場関係者の協力に尽きる」

小池知事記者会見の質疑応答まとめ(平成29年7月21日)。


報道のあった首都高速の日本橋区間地下化の話題に質問が集まった。


首都高日本橋の地下化
まちづくりと連携を図りながら、首都高の地下化を具体化するチャンス
東京都と国と首都高速、共同で周辺のまちづくりと連携をして、首都高の地下化に向けて取り組む
・「都がこれからも持続可能なまちであり続けるためのメルクマール」
・具体的な計画の策定と工事の実施を含め大体10年から20年単位のビッグプロジェクト


そのほかは
豊洲市場
・豊洲市場で環境基準を達成できていないという現状については真摯に受け止め反省も。
・地下水管理システムの適切な運用で、中長期的に水質の改善を図る
皆さんの安心感を得られるために、しっかりとした専門的で科学的な、相応しい対策を講じる
➡︎知事は法的・科学的に安全でも安心とは言えないって言ってたような。



環状2号線完成のデッドライン
環状2号線の完成を20年の3月末までに完成させるためのデッドラインは「市場関係者にご協力いただくと、それに尽きる」
➡︎小池知事「市場関係者、協力しろ」ってことか。



築地の食の拠点について
食のブランド力今後の築地の再開発の大きな核
フィッシャーマンズワーフなど、サンフランシスコにございますけれども、ちょうど水辺があって、そしてこちら側に浜離宮があって・・・と例示。
➡︎千客万来と似通ってないっていうのかな。問題はそこじゃないけど。



新国立競技場での失踪・自殺について
・新国立はJSCの話。





今回は発表部分から。

4 首都高速道路の日本橋区間の地下化について

【知事】それから、最後に、日本橋の高速道路を地下化してしまうという取組でありまして、これは国と連携して行うものでございます。日本橋は言うまでもございません。大変歴史ある橋であります。そして、何よりも日本橋というのが五つの街道の起点として江戸の中心であったという場所であります。現在の橋ですけれども、これは1911年に建設されたもので、国の重要文化財になっております。この日本橋の上空に、64年の際の東京オリンピック開催に間に合わせるということで、都心部の交通の流れをよくするために、首都高がつくられているわけであります。
近年、老朽化が進む一方で、日本橋周辺の景観を損なっているという声も多く聞かれてまいりました。たしか小泉純一郎首相のときも、「この日本橋の首都高を取れ」ということを何か仰っていたのをいまだによく覚えております。そういう中で、これまでいろいろと、どうすればできるのかなどを精査をしてきたということと、それから、地域の方々との話なども進めてまいりましたけれども、こういう状況、こういう中で、平成26年6月の段階ですけれども、首都高速道路株式会社から日本橋周辺の区間を含めた更新計画が発表されて、また、昨年の平成28年の5月に日本橋周辺の三つの地区が国家戦略特区の都市再生プロジェクトに追加されておりまして、さらに、それに今度は国際金融都市、まさに「スマート シティ」の実現に向けたまちづくり、これまでずっとそういう流れがあったということでございます。
この二つの取組、同時に進められようとしている、この地区の現在の状況でございますけれども、まちづくりと連携を図りながら、首都高の地下化を具体化するチャンスではないかと。そして、この機会を捉えて、東京都と国と首都高速道路株式会社、共同で周辺のまちづくりと連携をして、首都高の地下化に向けて取り組むことといたしまして、今後、具体的な計画案というのを検討してまいるというお知らせでございます。

首都高の地下化によりまして、国際金融都市にふさわしい品格のある都市景観の形成、それから、歴史、文化、さらには水辺を生かした日本橋の顔をつくっていくということ、また、沿道環境の改善など、さまざまな効果が期待できるものでございます。

特に都といたしましては、日本橋周辺地域において、先ほど申し上げましたように、金融のビジネス交流拠点を形成するということに取り組んでおりますので、こうした取組をハード面からも後押しするものではないかと思います。都として、歴史と伝統のある日本橋地域にとってよりよい計画になりますように取り組むとともに、国にしっかりと支援もしていただいて、今朝ほどは石井国交大臣の方も、これについて会見されていると思います。そして、首都高速道路株式会社には知見や技術力を存分に発揮してもらうということで、一つのこの首都高の地下化ということを進めていきたい。


私、無電柱化もそうなのですけれども、いわゆる「見えない化」をしていく。これで日本橋が一層引き立つこととなるのではないかと思います。関係者が力を合わせて、100年後にも誇れる東京の姿を未来に残していきたいということでございます。つまり、情報等、都政は「見える化」をする。それから、インフラについては、できるだけ「見えない化」をするという、この真逆のようでありますけれども、これによって都政、そして東京都の価値を高めていきたい、このように考えている具体例でございます。詳細は、都市整備局にお聞きください。



以下質疑応答。記者質問は要旨。知事回答は全文。


【記者】豊洲市場の移転問題に関連して、関係局長会議でいくつかの新しい方針。無害化について。都はこれまで、市場長が都議会での答弁で、「汚染された土壌が無害化されて安全な状態になっていることが開場の前提だ」と答弁。市場移転の前提条件。今日、それが一つの方針転換。理由を知事の言葉で、都民にわかりやすく説明を。

【知事】この無害化でありますけれども、私はかねてより、害が無であるというのはなかなか難しいということをお伝えしてきたかと思いますが、これまでの都政においては、また都議会での答弁におきましては、「無害化」という言葉が使われ、また、環境基準ということについては、何度も答弁などでも盛られてきたところであります。しかしながら、まずは、環境基準を達成できていないという現状については真摯に受け止める必要があると、また、反省しなければならない点もあるかと思います。
その上で、まず、専門的・科学的で妥当な対策を講じるということ、それから、地下水管理システムの適切な運用で、中長期的に水質の改善を図るということ、それから、正確な情報発信を徹底して行っていくこと、この三つのポイントが必要なのではないかと思っております。新たな方針に基づいて、さまざまな対策を一つ一つきっちりと進めて、都民の皆さんの理解を得ていきたいと考えております。また、都議会も新しい構成にはなりましたけれども、都議会の皆さんに対しましても、この点については理解を求めていきたいと考えております。

【記者】専門家会議で認められた追加対策を完了すれば、豊洲市場は安全であるとお考えか。

【知事】まず、専門家会議で示された工法、まず、これをきっちりと進めていくということでございます。また、それに、専門家会議の方々にも工事後もきっちりと点検をしていただくということなど、皆さんの安心感を得られるために、しっかりとした専門的で科学的な、相応しい対策を講じていくということでございます。


【記者】豊洲市場の開場時期。今日の会議では、来年春から秋の開場を目指すと。一方で、今朝の新聞では、築地の業界団体の方から、「早くても来年の9月か10月である」「5月は無理である」「19年の2月」という声があると。移転の時期は、五輪のデポ、環状2号線の整備にも関係してくる。知事はいつの開場を目指すか。環状2号線の完成を20年の3月末を目途にと。3月末までに完成させるためのデッドラインは。

【知事】まず、先ほども申し上げましたように、専門家会議の提言に基づいた追加工事など、必要なお金がかかります。その経費に関しての予算措置が必要。それから、契約の準備がございます。それから、関係各局が横の連携を密にして、これらのことを速やかに進めていくということで、移転に向けた環境を早期に整えてまいりたい。このことを今日は9局長会議で確認をしたわけでございます。
今日の議論を踏まえまして、移転時期も、お尋ねの移転時期も含めて、市場関係者との調整は早急に本格化させていきたいと思っております。
デッドライン云々の話ですけれども、市場関係者のご理解をしっかりと得られると、真摯に対応していくことによってご協力いただくと、それに尽きるのではないかと思っております。

【記者】「来年5月の連休を目標に」という話も。

【知事】工事をいつ始めるかによって、それはもちろん変わってまいります。5月云々の話は、物理的に可能な時期ということであって、実際には市場の関係者のご協力をいただかないとできないわけでございますので、それが独り歩きされても困ると思っています。
 ただ、早急に進めることによって、築地のあの土地を有効に活用する。また、道路の建設についても、どういう道路になるのかということは、それによって変わってくるということであります。

【記者】豊洲の賑わい施設の千客万来施設。今日の会議でも、活気や賑わいをもたらす豊洲に必要な施設であると確認。その後、説明を求める事業者にどのような説明を既にしたのか、どのような説明をするのか。

【知事】千客万来施設については、豊洲地区に賑わいを創出するということで、今後も計画どおりお進めいただきたいと考えております。そして、この千客万来施設事業に対しましては、誠意を持って丁寧にご説明をして、理解を得るように指示をいたしているところでございます。
これまで豊洲の安全性であるとか、それから、ここに至るまで、千客万来の皆さん方には、しっかり連携をとっていたかというと、その部分は薄かったと思います。反省すると同時に、また、しっかりとご説明をし、そしてまた、ご納得いただけるように努力を重ねたいと思っております。


※万葉倶楽部側は「都から一切説明がない」と言っていた。都の認識は「連携は薄かった」。ずれてる。


【記者】千客万来施設の運営事業者が説明を一番求めているのは、築地を5年後を目途に再開発という知事の基本方針の中の、築地が一体どうなるのかということ。知事が出された基本方針、築地の再開発のイメージを「食のテーマパーク」「築地のブランド力と地域の魅力を一体化させる食のワンダーランド」と表現。都議選の選挙中、その後、知事の言葉でどんな再開発をするかという具体的な説明はない。今日の会議で示された千客万来施設との整合性を図りつつ、築地を食の拠点として、どのように整備するのか、どういうイメージで基本方針を発表したのか。


【知事】築地については、申すまでもなく、食のブランド力というのは世界に類のないものがあります。そこを生かしていくというのは、これは今後の築地の再開発の大きな核となるものでありますが、それだけではなくて、これから民間のアイデアをどんどん募ってまいります。それによって、よりさまざまな施設が考えられます。これについては、今後、食のブランド力をどう生かすか。フィッシャーマンズワーフなど、サンフランシスコにございますけれども、ちょうど水辺があって、そしてこちら側に浜離宮があってということでございますので、都心の一等地であることには変わりはございません。そして、むしろ民間からさまざまなアイデアをこれから募っていくということでございますが、その際は、千客万来施設の皆様方が、むしろ、それと相乗効果が出るぐらいの、そういった考え方を進めていく必要があろうと思っております。こっちができて、こっちがポシャるというような話にはならないように、むしろ、それを全体で引き上げていくということをしていきたいと思っています。


※知事の頭の中にあったフィッシャーマンズワーフを例示しちゃった。


【記者】新国立競技場の建設現場で働いていた23歳の男性が、1カ月に200時間の時間外労働の後、失踪して自殺したという事案が起きました。この事案についての知事の受け止めは?

【知事】はい。こうした事態が起きたこと自体、大変残念なことでございます。まだ23歳と伺っておりまして、お亡くなりになられた、この方のご冥福、心からお祈りをしたいと存じます。
そして、新国立競技場の建設の主体は基本的にはJSCの方かと思いますけれども、これから都のさまざまな公共施設の建設が佳境に入って。佳境というか、これからまた進んでいくことになります。そして、既にもう工事に入っているところもあります。新国立以外のところ。改めて、労働条件で、労働環境がどのようになっているのか、現場の状況を確認をいたしまして、このような不幸な事態が起きないように、法令遵守の徹底を既に指示をしたところでございます。これによって、むしろ、これから都の関連する工事がますます増えてまいりますので、この不幸な出来事を念頭にしながら、類似のことがないように、注意を払っていきたいと考えております。


【記者】首都高の地下化。これまでも日本橋をめぐっては、地下化がいいんじゃないかということで、アイデアが浮かんでは消え、浮かんでは消えというようなことで続いてきた。金額や、技術的な問題があるんじゃないかとか、そういった課題面がこれまで指摘。金額面、技術面をどう乗り越えて、日本橋の未来をつくっていこうと思うか。


【知事】はい。首都高が重なっているところというのは、他にも多々ございますけれども、先ほど申し上げましたように、日本橋というのは、非常に歴史的にも、橋そのものの持ついろんな意味などを考えますと、そこを首都高が覆っているというのは、考えようによっては、全く歴史とか文化とか、それらを無視した形で、これまで利便性のみを追求してきた、言ってみれば、これまでのインフラの悪しきモデル。ここまで言ってはあれですかね。私とすれば、あまりイケてないモデルだったのではないかと思います。これまでも、事業費については、いろいろな提言書が出て、いろいろな数字が飛び交っているんですが、これから精査をいたしますが、結構複雑な工事になるのではないかということが予想されております。

併せて、費用分担ですけれども、国と首都高などの関係者との調整が必要ということになろうかと思います。一つ、これによって、将来的に、このまちづくりにしても、インフラにしても、先ほど、できるだけインフラも「見えない化」ということを申し上げましたけれども、そういったまちの景観ということなども含めて、今後の設計等々、まちづくりの設計というところで、大いなる刺激になればと思います。

ただ、これは、具体的な計画の策定と工事の実施を含めますと、大体10年から20年単位のビッグプロジェクトになります。これから線形とか構造などの技術的な検討を進めますと、その周辺のまちづくり計画に合わせて熟度を高めていくことになりますけれども、要はオリンピックには間に合わないということですけれども、東京都がこれからも持続可能なまちであり続けるための一つのメルクマールになるのではないかと思っております。
いずれにしましても、事業費につきましては、できるだけコスト縮減をして、そして、かつ安全な工事であるといういくつかの要件を満たすような、そのことに対しての対応を求めていければと思っております。


【記者】日本橋の件。費用分担についてはこれから精査というが、都も応分の負担はするのか。

【知事】その辺りも含めて、3者で協議をしていきたいと思います。やはり都の重要な地域でもございますので、何らかの関わりが生じるものではないかと考えております。




(リンク)
関連記事

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

どら

Author:どら
どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
中央区とその周辺に関するメモ。

検索フォーム