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#586 国土交通省「周辺再開発と一体整備」、政府も支援方針 日本橋上空の首都高速道路移設撤去

日本橋地区の首都高速地下化について、国土交通省と内閣官房長官から重要な発言があったので、メモしておく。





▼日本橋区間の首都高地下化で内閣官房長官と国土交通大臣が支援表明

①内閣官房長官
 首都高速の日本橋区間において、国土交通大臣から東京などと首都高速の地下化に向けて取り組みという発表があった。今後、関係機関が協力して具体的な計画案を検討していくことになるだろう。政府としては首都高速の老朽化対策と合わせて日本橋周辺の地域において、民間の発意によって再開発の取り組みが進むことは都市景観の再生、地域の魅力向上の観点から意義深いものがある。今後、関係機関の協議で具体化することを政府として支援していきたい。

 日本の中心部。歴史ある日本橋。首都高が地下化になると街全体に大きな広がりが出て、活性化されると思っている。(費用負担は)民間の人たちが中心になって、開発される方がなっていくのだろう。同時にここについては、東京都が基本的には考えること。首都高は老朽化しているので、その対策と合わせて関係者が計画に合意して進めていくことが大事。そうなれば政府としては支援する。 
(官房長官記者会見、平成29年7月21日午後)


内閣官房長官が政府としての2つの支援表明をしている。
①関係者の協議による計画具体化の支援
②合意後の費用負担などの支援




②国土交通大臣要旨
 先の東京オリンピックに合わせ、緊急整備された首都高速道路は首都・東京の大動脈として大きな役割を担ってきたが、既存の河川上空などを無理に活用した結果、老朽化が進む一方で貴重な水辺空間を消失するなど、都市の景観や快適さを損なった。
 典型例が日本橋上空の首都高。地元からは日本橋に青空を取り戻すべく、これまで10年以上に渡り首都高の地下化について様々な提言や要望が行われてきた。
現在、日本橋や兜町周辺では、国際金融都市の実現へ様々な再開発事業が民間の発意により展開しようとしている。中央区より「地下化への協力について、責任を持ち全力で取り組む」との申し入れが国、東京都に対してなされた。
 日本橋周辺のまちづくりと連携し、民間活力を取り入れコスト縮減策や費用負担も含めた地下化の具体的な計画調整・検討について、関係者間で前向きに協力していく環境が整った。
 単なる老朽化した首都高速の更新にとどまらない、魅力ある都市景観の再生のため、東京都などと協力して首都高速の地下化に向けて取り組むことにした。今後、東京都をはじめとする関係機関と具体的な計画案を検討する。
(国土交通大臣会見、同日)


・スケジュールについて現時点で目標をいう状況ではない。できる限り速やかに検討を進める。
事業の着手は早くてもオリンピック後となる。
・地下化に要する事業費はコスト縮減を図りたい。地下化する対象区間を短縮、八重洲線など既存の地下施設活用
・開発事業者からの利益還元は、首都高速の地下化と再開発事業が連携して整備する際に、一体整備を想定。税金投入は現時点では未定。
・地下化のために首都高速の料金を上げることは想定せず



(参考)
「首都高速道路地下化」に関係する区域では
 日本橋1丁目中地区の計画を含めて5つの計画が進められている。
DSCN2061-1.jpg
(中央区)



これらとの一体整備ということが明示された。

・・・


まとめると、
内閣官房長官は
政府として「計画策定まで」と「その後」の支援を明言。

国土交通大臣は
①具体的計画の検討への環境が整った
②事業着手は早くてオリンピック後
③地下化対象区間の短縮、八重洲線など既存の地下施設活用
④首都高地下化と再開発事業は一体整備想定




 先のエントリ(#584)で示した配置図に「首都高移設道路線形案(地下)」とあった。地下化線形案の検討は相当程度進んでいるのだろう。
 具体案がいつ出るかに注目したい。



(リンク)
 #565更新② 首都高速日本橋周辺区間の地下化、実現に大きな一歩 国土交通省が正式表明、都・首都高と検討

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Author:どら
どらったら!(平成26年〜28年秋)の続き。
中央区とその周辺に関するメモ。

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