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#579 熊本地震は分譲マンションに過酷な被害を与えた 東日本大震災、阪神大震災との比較 東京カンテイ

東京カンテイさんが平成28年4月の熊本地震による分譲マンションの被害と、平成23年の東日本大震災での被害、それに平成7年の阪神淡路大震災の被害を比較したレポートを公表した(平成29年7月31日)


 最大震度7を2回記録した熊本地震は東日本、阪神淡路と比較して分譲マンションにとって過酷なものだったことが裏付けられた。




▼レポート概要
3つの大地震の分譲マンションの被災判定を
①被害なし/②軽微/③小破/④中破/⑤大破/⑥倒壊の6段階で評価。
・中破 しかるべき修繕が必要
・大破 大規模修繕が必要
・倒壊 建て替えが必要


○熊本地震 対象722棟
①174/②317/③179/④46/⑤5/⑥1
・免震2棟 被害なし
・制震1棟 被害軽微(熊本市西区、市内最高の36階建タワーマンション)
→免震・制震マンションは被害軽減に一定の効果



○東日本大震災 対象1460棟
①738/②531/③175/④15/⑤1/⑥0



○阪神淡路大震災 対象5261棟
①2729/②1988/③353/④108/⑤83/⑥0


グラフにするとこんな感じになった。
無題 
(中の人作成)


・東日本、阪神淡路の2つの地震では被害なしが半数を占めたが、熊本地震は被害軽微(43・9%)が最も多かった。
・東日本、阪神淡路の2つの地震ではなかった倒壊判定が熊本地震ではあった(1棟、0・1%)。
・修繕が必要とされる「中破」以上のマンションは熊本地震では全体の7・2%に達したのに対し、東日本では1・1%、阪神淡路でも3・7%にとどまった。
・「大破」以上のマンションは熊本地震では全体の0・8%にとどまり、東日本大震災でも0・1%だったのに対し、阪神淡路では1・6%だった。

・東日本大震災では津波被害が大きかったが、地震による建物の損傷は熊本地震が上回った。阪神淡路大震災では被害が二極化。当時は旧耐震物件も多く、大規模火災も発生。


・・・


とても興味深いレポート。



(リンク)
「2016年熊本地震 マンション被災度調査報告」(東京カンテイ)
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