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#624 小池知事定例記者会見質疑まとめ 自らと異なる意見をスルーする手法繰り返す 平成29年8月24日

小池知事定例記者会見まとめ。あいかわらず、記者の質問にまともに答えていないいつもの光景が繰り返されている。したがって、内容の薄い会見になる。




・臨時会で市場移転に関し議会、都民にどう説明するか

 ➡︎経過と課題を整理して伝えたい。豊洲市場の安全性を確保し、早期に移転を行うことで豊洲市場の担う役割を都として整えると伝えることになる。



・特別秘書給与。先週木曜に提訴、翌日に知事が公開を事務方に打診。水曜に公開。因果関係は?

➡︎因果関係については答えず。特別秘書二人が賛同したので自主的に公開した。



・都民ファーストの会が報道機関向け想定問答集。都議選を党代表として引っ張った知事の受け止め

➡︎知らない。会派に所属しているという責任において何を言うべきかというのは、当然自分で判断すべきこと



・関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式への追悼文送付、今年しないのはなぜか

➡︎理由は答えず「都知事として、関東大震災で犠牲となられた全ての方々への追悼の意を表した」

・追悼文を読んだ感想

➡︎答えず



小島敏郎顧問が公の立場を離れてというたてつけで、都民の目に見えないような水面下のところでいろいろ市場問題について働きかけ、動き。情報公開の面から問題は?

➡︎小島氏は市場問題と土壌汚染対策ではプロで第一人者。市場関係者に呼ばれ、相談を受けて意見をいうのは自然なこと。




こんなツイートをした。



具体的には


小池知事は自分の見解と異なる意見を「そういう意見もある」「さまざまな歴史的認識がある」「そういう見方もある」と言ってスルーするやりかた、今回は少なくとも3回使った、ということ。



これ、答えていないのと一緒だから。

千葉、埼玉、神奈川県知事の会見と比べると内容の薄さは歴然。

悲しくなる。




記者質問は要旨。知事回答は全文。



【記者】来週月曜日から臨時会。市場移転で千客万来施設の万葉倶楽部、築地女将さん会から築地再開発についての質問状。議会、都民にどのように説明するか。


【知事】はい。今回は、6月20日(火曜)の時点で、私は知事として基本方針ということで発表させていただきました。そして、その行政組織としての取組を迅速に進めるために、すぐ関係局長会議で課題の調整を行ってきたということでございます。その中で早期移転を、豊洲市場への早期移転を円滑に行うということは最優先事項であるということでございますので、今回、専門家会議からのご提案もございました追加対策工事を速やかに完了させて、さまざまな移転準備を早急に進めているということから、今回は何年ぶりですか、臨時会という形で開かせていただいたところでございます。
しっかりと私自身、来週明けになりますけれども、本会議場におきまして、知事発言として、ここに至るまでの経過、そして課題などについて整理をしてお伝えをしていきたいと思っております。そして、豊洲市場の安全性を確保した上で、そして、早期に豊洲市場への移転を行うことによって、これからの豊洲市場が担う大きな役割、これについてもしっかりと東京都として整えていくと、この点について、私の方からお伝えすることになると思っております。




【記者】】特別秘書の給与の公開。一昨日、公開。知事は、先週金曜日に事務方の方に公開を打診。先週木曜日に公開を求める訴訟。今回の公開のタイミングとの因果関係は。



【知事】訴訟というよりは、これまでも情報公開に努めてまいりました。これまでも副知事、顧問の情報についてホームページに掲載をしてまいりましたが、特別秘書については、この項目さえなかったということもございまして、ここに加えて掲載をするということといたしました。そして、また今回の特別秘書でございますけれども、基本的には個人情報の分野もございますけれども、二人とも公開ということについては、賛同してくれたということもこともあり、個人情報ではありますけれども、都民の皆様方にお知らせをするということとした、自主的に公開をしたということでございます。


※特別秘書二人が賛同したので自主的に公開した。



【記者】これまでの知事が公開してこなかった項目について、具体的なこれを公開していきたいなどの考えは。



【知事】そうですね。これまでも情報公開に資するもの、また、都民の皆様方にお知らせすべきものということでは、公開に努めてきたところでございます。
そしてまた、今都議会の方でも、都議会の公開ということについて、一連の都議会改革として議論がこれから進むところだと思っております。都政、そして都議会両面からの情報公開がさらに加速するということは、まさしく都民にとって知り得るチャンネルが増えるということになろうかと思っております。


※具体例なし。


【記者】都民ファーストの会の所属議員への取材で、報道機関の取材に対する想定問答集を作成して議員に閲覧。受け止めは。


【知事】「わかりました」ということですが、どういうふうにわかったのかは私、存じておりません。実際にそういうものが存在したのかどうかについても存じておりません。何がわかったのですか。


【記者】所属議員の取材をした結果、複数の議員から「そういったものが存在した」と。「それを見た」というような証言がありました。


【知事】私は聞いておりません。はい。ただ、一年生議員については、何を言い、何をコンセプトとして伝えるべきかというのは、オリエンテーションでは必ずどの党であれやっているものではないかと。国会でも常にそういったことは、派閥単位であったり、それから、それぞれの地方ブロック単位でやったり、いろいろな工夫がされています。はい。



【記者】有権者は、知事や都民ファーストの会に期待して、一票を投じて、最終的に最大会派に上りつめた。当選した議員の発言が、ある意味会派側によって調整をされているということは、自由な議論もできなくなるという危惧もあるかと思いますけれども、代表として都議選を引っ張った知事の立場から、今後の対応は。



【知事】調整をしていたかどうかという事実は、私は知り得ません。そしてまた、議員として選ばれた限りでは、自分の意見、そしてまた、会派に所属しているという責任において何を言うべきかというのは、当然自分で判断すべきことだと思っております。



※想定問答集?知らぬ。



【記者】毎年9月1日に都立公園で市民団体が主催で開催されている、関東大震災の朝鮮人犠牲者の追悼式への追悼文送付。これまで歴代の知事は追悼文を送った。今年から知事が送ることを取り止める。どのようなお考えで追悼文の送付を取り止めるという決定をしたのか。



【知事】まず、1点目のご質問でございます。横網町公園での追悼行事に関してのご質問だと思いますけれども、今年も私は3月に、関東大震災と都内の戦災遭難者慰霊大法要という、9月にも行われるわけでありますけれども、3月にはその大法要にも出席をいたしております。その場で都知事として、関東大震災で犠牲となられた全ての方々への追悼の意を表したところでございます。ということで、この全ての方々に対しましての慰霊を行っているということで、今回、特出しの意味で行ったわけではございません。追悼文を送ったということではございません。それに尽きます。



【記者】朝鮮人の犠牲者の追悼式典。主催者側からは、一般の犠牲者、震災の犠牲になられた方と、それから、不幸にして、流言などによって虐殺をされた、人の手で殺された犠牲者の方への追悼というのは、これは意味が違うと。


【知事】それぞれ主催をされる方々のお申し入れというのは、切り口は異なってるかと思います。しかし、いずれにしても不幸な死を遂げられた方に対しての慰霊をする気持ちには変わりません。ということで、3月と、それから、9月、都知事として、また、都として全ての方々への哀悼の意を表するということは、大変意味の深いことだと思っております。



※「そういう意見もある」としてスルーするのは小池知事が多用する手法。



【記者】民族差別が背景にあるような形で起きた不幸な悲劇について、特別にその追悼の文、追悼の辞を述べる、送るということに、何かしら特別な意味というのはないのか。


【知事】そこで民族差別という観点というよりは、私はそういう災害で亡くなられた方々、災害の被害、さまざまな被害によって亡くなられた方々に対しての慰霊をしていくべきだと思っております。



※民族差別の観点での慰霊を否定。



【記者】あと、ごめんなさい。去年も出されてるわけですけれども、去年出されて、今回は取り止めされたと。この判断の違いというのは、何か理由があるんでしょうか。去年は判断誤っていたという観点なんでしょうか。



【知事】一言で申し上げますと、こういう追悼文であるとか、さまざまなメッセージについては、都知事自らが案文を考えたりするわけではなく、また、慣例的に、そのまま事務的に繰り返し、日付だけ変えてかどうか知りませんけれども、送られるということもあるようでございます。昨年は慣例的に、事務的に戻していたといったことでございまして、それは後で、私はそのことについてたまたま知ったということから、今回は私自身が判断をしたということでございます。


※去年は事務的に送っていたのを後から知った。今年は私が判断。



【記者】送られたの知らなかったということですか、去年については。


【知事】そのような文言という、メッセージというのはあちこちからお申し出がございますので、知っているものと知らないものと、そして問題のあるものと問題のないものがあるかと思いますけれども、こういった背景と判断が必要なものについてはきちんと、それ以降、私自身に確認をとるようにということを伝えたところでございます。


【記者】都知事が今年追悼文の送付を断られたことによって、朝鮮人コミュニティーの中では、「大震災のときに朝鮮人が殺害された事実は否定されることになる」という受け止め。


【知事】さまざまな歴史的な認識があろうかと思っておりますが、この関東大震災という非常に大きな災害、そしてそれに続くさまざまな事情によって亡くなられた方々に対しての慰霊をする気持ちは、これは変わらないものでございます。



※これも「そういう意見もある」としてスルーする小池知事が多用する手法。事実上の否定といっていい。



【記者】豊洲市場の問題。小島敏郎顧問が公の立場を離れてというたてつけだが、そういった方が、都民の目に見えないような水面下のところでいろいろ市場問題について働きかけ、動きをするというのは、この一丁目一番地とされる情報公開の面からも少し問題があるのでは。小島顧問が公の場で例えば質疑するとか、例えば、何らかの形で会見をして情報発信をするとか、そういったことを働きかけるとか、そういったお考え。



【知事】PTが解散をしているということと、それから、小島さんは弁護士でもあり、かつ、こういった市場の問題について、そして、加えて土壌汚染対策ということについてはまさしくプロとして、もううん十年にわたってやってこられた第一人者であるわけでございます。市場の関係者の方々に呼ばれて、この相談を受けて、それに対して意見を述べられるということは、これは個人として自然なことではないかと思っておりますので、それに対して私が「どうしてください」とか、「行かないでください」とか、そういったことについて私は一度も申し上げたことはございません。そことのやりとりがどうであったかというか、これについては既に随分皆さんもご存じのようで、既に公開されているというのに等しいのかもしれませんが、むしろ小島さんも、いろいろと発信されているのではないかと思っております。
それから、今ちょうど委員会も開かれているわけでございますけれども、誰に何を聞くかということは議会の方でお決めになっていることでございますので、それは見守っていきたいと考えております。


※市場問題、土壌汚染対策ではプロで第一人者の小島氏のやっていることは個人としては自然。都議会与党のチェックは働かない。



【記者】昨年の追悼文が慣例的であったとして、知事は今年3月の議会で、「今後については私自身がよく目を通した上で適切に判断する」と答弁。追悼文を実際読まれたかと思います、昨年のやつを。一節を読みますと、この極度の混乱の中、多くの在日朝鮮人の方々がいわれのない被害を受け、犠牲になられたという事件は我が国の歴史の中でもまれに見る、まことに痛ましい出来事でしたとあります。追悼文の中身で、実際読まれて、ご自身として、内容についてはどのようにお考えか。



【知事】基本的に関東大震災という大変大きな災害があり、そして、それに付随した形で、関連した形でお亡くなりになった方々っていうのは、国籍を問わず多かったと思っております。その意味で3月そして9月の大法要ということについては、全ての方々に対しての慰霊を行っていくという点については変わりがないわけでございます。




 これまで毎年出していたということについては、そういう見方もあるだろうと思いますけれども、私は今回は、全ての方々への法要を行っていきたいという意味から、今回特別な形での追悼文を提出をするということは控えさせていただいたということでございます。多くの方々が被害に遭いました。


※ここでも使われる「そういう見方もあるだろう」。

 テーマに触れているようで触れていない、異なる意見を排除する場合に小池知事が多用する手法。

※追悼文の内容についての感想を問われ、一切答えず。



・・・



 都民に対してどれだけ不誠実な会見を繰り返しているかは、埼玉や神奈川、千葉県知事の会見記録をみるとよくわかる。県政に関わる記者の質問に、きちんとわかりやすく答えようとしている各県知事に対し、いかに抽象的でわかりにくく、きちんと答えないかに力を注ぐ東京都知事。



 記者のツッコミが甘いわけではない。記者会見での質問のトーンはずいぶん変わってきている。


 そんな感じ。



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