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#718 東京湾臨海部と高潮の関係を見る この台風でこの潮位、超大型台風21号

衆院選投票日に都心直撃の超大型台風21号。東京湾での高潮被害想定の中でも最悪のルートに近い経路を通った。東京湾岸での高潮被害には至っていないが、東日本大震災レベルの津波をプラスするとかなり危険なレベルの潮位となっていた可能性がある。


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(国土交通省)=再掲


 台風21号は超大型だったものの、勢力は最悪想定のものよりかなり弱く、スピードがかなり早かったことから、特別に大きな被害はないようだ。




▼台風21号の進路
名称未設定
(気象庁、平成29年10月23日午前10時現在)

・23日午前10時、宮城県沖、超大型・970hPa、北東へ75キロ/時
・暴風域差し渡し 670キロ
・強風域差し渡し 2200キロ


東京に最接近時の勢力はこんな感じ。最大風速はいずれも30m。
・23日午前5時 小田原市付近 960hPa、北東へ60キロ/時
・23日午前6時 つくば市付近 965hPa、北東へ65キロ/時


 上陸時の勢力としてはかなり強い台風だが、高潮被害想定の伊勢湾台風(945hPa)、室戸台風(911hPa)よりはずいぶん弱い。




▼東京湾の防潮堤の高さについて
名称未設定
(東京都港湾局)


 東京湾では防潮堤の高さというのは、TP(東京湾平均海水面)からはかって3・5m以上。高潮自体の高さは、過去の記録から2・5m程度と想定、これに、満潮時の水面を加えることによって、TP+3・5m以上というのが東京湾における防潮堤の高さ。 (どらったら!)より



 東京湾では干潮時の水面から約1・1m高いところにTP(東京湾平均海水面)が設定されている。防潮堤の最低高さはそこから3・5m上。
 合わせて潮位4・6mにちかづくと波浪による越堤もありうる状況になる。




▼今回の潮位変化
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(気象庁)

午前6時から7時にかけて干潮時からの水面は3mほどに達している。
潮位偏差としては+1・1m(高潮分)

一方で、東日本大震災の際、晴海検潮所で観測した津波の最大は約1・5m。

合計すると4・5m。



M9クラスの地震はそうそう起きるものではないけれど、高潮+津波なら越堤の可能性は想定しうる。
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②dorattara(~29年11月)
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