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#724 長期保証の大規模修繕工事、野村「プラウド」に導入 ライフサイクルコスト削減、60年の修繕計画

野村不動産は、自社のマンション「プラウド」シリーズを対象に、一般的な期間をはるかに超える長期間の保証を実現した大規模修繕工事の導入を進めているそうだ。


名称未設定
(野村不動産)


「リ:プレミアム」と名付けられた長期保証型の大規模修繕工事は、実施周期によりライフサイクルコストを削減するのが特徴。




▼背景
 計画通りに修繕が行われているマンションは全体の4割にとどまっている。計画通りに行えない理由は長期修繕積立金の増加や、一時金の支払い、住民の合意形成の困難さなどらしい。


▼内容
品質にこだわった責任施工により、
①最大15年保証。一般的に12年ごとの工事サイクルを16〜18年ごとに延長。修繕工事回数を減らす。
②一般的な長期修繕計画の2倍の竣工後60年までの計画策定
③建物性能維持のほか、ライフサイクルコスト軽減で、ライフスタイルの変化に合わせた共用部のリニューアル計画など提案。


▼実績
 平成27年に提案開始。
 すでに築12〜13年の11棟に採用
 来年度は18棟で受注予定


※横浜市のマンションの長期修繕計画例(築12年、168戸)
名称未設定
(野村不動産)


 60年間の総工事費14・5%の削減(24・2億円➡︎20・7億円=3・5億円削減)となっている。24年目の修繕が30年目(18年後)に、36年目の修繕が48年目(18年後)になっている。

 リ・プレミアム非採用時に60年目までの追加負担は78万円+アルファ。単純計算で1・3億円にとどまるので、それ以上の削減効果が見込まれることになる。




 あまり詳しくは書いていないが、しっかりした工事を行うことで、大規模修繕工事などを減らしてお金を浮かす、ということだろうか。修繕工事の間隔が12年ではなく16〜18年間隔でいいのなら、ずいぶん管理組合の負担は減るだろう。


 修繕積立金を安く抑える販売時の無理な設定はあとで苦しむことになる。かといって、修繕積立金の均等化が実現できるマンションはそう多くない。

 ライフサイクルコストを考えた修繕というのは橋梁などのインフラで導入が進んでいる。大きなデメリットがないのなら、こういうのは大手の分譲マンションで導入が広がっていくんじゃないかな。


(リンク)
 マンション大規模修繕工事計画の見える化と総工事費用の軽減を実現(野村不動産)


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