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#750更新① 中央防波堤埋立地の帰属めぐる調停打ち切り 大田区、将来の新海面処分場帰属の際に不利になるため提訴

更新① 「調停案を受け入れると、新海面処分場の帰属で不利になる」という趣旨。フォローしていなかったので、一応追記しておく。(平成30年9月23日)0



平成29年10月の大田区議会で、東京都の調停案受け入れ拒否について協議されている。


大田区の論点は次の通り。

①江東区のごみの歴史ばかり重視され、大田区の海苔養殖の歴史が軽視。

②中央防波堤埋立地は夢の島や若洲と異なり、江東区の地先ではなく、東京湾海央部の埋め立て。ごみの全量焼却が実現している今、江東区ばかりに配慮を続ける必要はない。

③現行水際線による等距離線が先例として確立すると、今後の新海面処分場の問題に影響する。将来の新海面処分場の帰属決定の際、さらに江東区の区域が広がることになる。過去から埋立地の編入を繰り返し、次第に水際線を沖合に展開してきた自治体のみが区域を拡大し続けることは不合理

④③の内容は1957年の13号埋立地調停に絡み、大田区が主張していたこと。前回、今回とも大田区の主張が受け入れられず。


→調停案受け入れ拒否。


まあ、そうだよな。

下に書いたとおりだった。





#750 中央防波堤埋立地の帰属めぐる調停打ち切り 大田区の提訴理由は?(平成29年11月16日)


全国的にそれなりの関心を集めた東京都江東区と大田区の「領土問題」について。


東京湾の中央防波堤埋立地の帰属問題は、概ね江東区分を9割とする東京都の調停案受け入れを大田区が拒否し、江東区を相手取った訴訟に発展することになった。


中央防波堤埋立地
(東京都)=再掲


大田区が調停案受け入れの拒否をした理由を考えてみる。



▼調停案概要

◯調停案
調停案
(東京都)=再掲


詳しくは➡︎#704



・等距離線による分割が基本
a.jpg
(東京都)

等距離線で区分される地積は、
江東区側が449・2ha(89・3%)
大田区側が54ha(10・7%)。



・道路施設などに沿って調整
line.jpg
(東京都)

江東区 433・9ヘクタール(86・2%)
 ➡︎等距離線分割からマイナス15・3ヘクタール(マイナス3・1%)
大田区 69・3ヘクタール(13・8%)

 ➡︎等距離線分割からプラス15・3ヘクタール(プラス3・1%)


等距離線分割よりも大田区に若干プラスした形になっている。









▼拒否した理由は?
◯大田区長コメント
名称未設定
(大田区)

・合理的調停案なら受け入れたが、合理的とは評価できなかった
等距離線分割はこれまで埋立地を編入してきた自治体に有利で不合理




 昔の漁業権の話は調停案の中でかなり明確に否定されているので、これを根拠とするのは苦しい。
 受け入れを拒否した理由として考えられるのは、現在埋立中の「新海面処分場」の帰属を踏まえたものではないだろうか。


調停案の「等距離線」を延長すると・・・
中央防波堤埋立地1
(東京都)



全体としてはほぼ5:5となるように見える。




大田区にとって、東京都の調停案を受け入れると「等距離線」が変更され、新海面処分場の分割の際、江東区にかなり有利になる状況を受け入れることになる。

大田区長のコメントを見ても、この辺が調停案拒否の理由かも。


そう考えると大田区の反発は理解できないものではない。
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①どらったら!(平成26年〜28年秋)
②dorattara(~29年11月)
の続き。

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