▼想定される設置場所
現状、晴海通りを晴海トリトンスクエアから晴海3丁目側に渡るには晴海3丁目交差点(晴海通りと有明通りの交差点)までいくか、歩道橋を使うしかない。
◯黎明橋公園交差点には横断歩道がない
(グーグル)
◯トリトンスクエア前歩道橋から勝どき方面を見る
(中の人撮影)
◯黎明橋側から交差点をみる=更新①
(中の人撮影)
橋越えがかなりの傾斜になっていることがわかる。黎明橋公園交差点に歩道橋が設置されたのは、トラック運転手らの信号視認性などの問題で、横断歩道と信号の設置が歩行者にとって危険とされたことも理由の1つだったようだ。
▼検討済みだった黎明橋公園交差点への横断歩道設置
7年前の中央区関連会議で、黎明橋交差点の黎明橋側に横断歩道を設置した場合のシミュレーションが行われている。
こんなイメージだろうか=更新①
(中の人撮影)
①現況(150秒/サイクル)
(中央区)
・渋滞が起きるおそれは少ない
②横断歩道設置パターン(180秒/サイクル)
(中央区)
※図を見ると、右側がトリトンスクエア、左側が晴海3丁目ということになるだろう。黎明橋側に横断歩道が設置されている。
横断歩道設置に伴い
横断歩道延長 40m/歩行速度 毎秒1m=40秒
青点滅時間 10秒
歩行者用信号と車両用信号の時間差 5秒
が必要となり55秒必要(現況+30秒)になっている。
◯横断歩道を設置した場合の影響
・晴海通りに交差する信号の青時間を長くする必要がある
・信号サイクルが長くなり(150秒➡︎180秒)、信号1回あたりにさばく交通量が増加。
右折車両の捌け残りは渋滞の原因
右折滞留長さの増大は追突事故、直進交通の阻害要因
信号待ち時間の増加は違法横断歩行、無理な交差点進入をする車両増加
・周辺道路の交差点の信号サイクルとの連動制御が困難になる
◯晴海通りの横断歩道設置についての結論(当時)
警視庁の当時の見解として「歩行者と自動車を確実に分離した交通安全上の配慮をすることが重要であると考えられるため、横断歩道設置は困難と判断する」と結論付けていた。
これを踏まえて中央区は横断歩道の設置は困難としていた。その一方で、再開発などまちづくりの動向を見据えて「晴海通りの横断」を含めた歩行環境整備の検討は必要としていた。
資料をみると、平成26年秋ぐらいまでは「設置困難」という状況が続いていたようだが、平成27年に入って設置への動きが始まったらしい。
設置の方向で協議が進んでいることはまちがいないようだ。
時期は決まっていないようだが、近々、明確な日取りが出てくるかも。