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#753 無期刑の運用(平成19年-28年)公表 在所25年未満と40代までの仮釈放はゼロ 法務省

無期刑の運用に関する資料が法務省から公表された。平成19年から28年の10年分をまとめたもの。

10年で仮釈放、などということは全くなく、見出しの通り、無期刑者に対する過酷な現実がある。






▼無期刑概要
・受刑者が死亡するまでが刑期。
・仮釈放が許されても一生保護観察付き。恩赦されない限り、生涯,国の監督下に置かれる.



▼仮釈放制度概要
・無期刑受刑者の場合①刑の執行開始後10年経過②受刑者に改悛の情があること(法)
・悔悟の情、改善更生の意欲、再犯のおそれなし、保護観察が改善更生に相当(省令)
・悔悟の情、改善更生の意欲などは考慮すべき事柄規定(通達)



▼無期刑の執行状況
・平成19年
  年末在所無期刑者数 1670人

・平成28年までの10年間
  新受刑者数 454人
  仮釈放者数  76人
  新仮釈放者数 57人(仮釈放取り消し後の再度の仮釈放許可者)
  死亡者   176人

※10年間で仮釈放になった人数(133人)より死亡者(176人)が多い


平成28年の 
 年末在所無期刑者数 1815人


○10年間の平均受刑在所期間(平成19~28年)
  最短 28年10か月(平成20年)
  最長 35年 3か月(平成22年)

※平成28年は31年 9か月となっている。



○在所期間
 10年未満 475
 10年以上 1340


○無期刑在所者年齢
 10代 0
 20代 29
 30代 177
 40代 366
 50代 400
 60代 459
 70代 305
 80代 79


○仮釈放審理の状況(平成19年1月~平成28年12月)、256件
 仮釈放許可 56件(21・9%)
 許可せず 196件(76・6%)
 その他    4件( 1・6%)=審理中に死亡など

※無期受刑者について刑の執行が開始された日から30年が経過したときは仮釈放審理をする運用が平成21年にスタート。



○在所期間と審理結果 許可:不許可:その他
15ー20年 0:1:1
20-25年 0:0:0
25-30年 10:8:1
30ー35年 39:131:1
35-40年 4:24:1
40-45年 2:16:0
45-50年 1:6:0
50-55年 0:8:0
55-60年 0:1:0
60-65年 0:1:0


名称未設定 
(中の人作成)


※在所25年未満の仮釈放はゼロ
※在所50年を超えた仮釈放もゼロ




○その他
・初回の仮釈放審理 許可 41件 不許可158件 平均在所33年

・被害者1人で仮釈放 許可 35% 不許可63%
・被害者10人以上で仮釈放 許可 10% 不許可90%

・死者数1人で仮釈放 許可26% 不許可 72%
・死者数2人で仮釈放 許可7% 不許可93%
・死者数3人以上で仮釈放 許可7% 不許可93%

・検察官が仮釈放に反対せず 許可70% 不許可28%
・検察官が仮釈放に反対 許可11% 不許可89%
・検察官意見なし 許可6% 不許可91%


○仮釈放が許可された年齢
・40代 0
・50代 16
・60代 22
・70代 12
・80代 6
・90代 0

※40代での仮釈放はゼロ 


○懲罰件数との関係
懲罰なし 許可47% 不許可51%
1-5回 許可25% 不許可74%
6-10回 許可12% 不許可88%
11-15回 許可12% 不許可88%
16-20回 許可0% 不許可100%
21回ー 許可6% 不許可89%

※1回でも懲罰を受けると許可率は半減のおそれ。



○罪名別
・強盗強姦・同致死 許可7% 不許可93%
・強盗致死傷 許可29% 不許可69%
・殺人 許可14% 不許可85%





・在所25年未満の仮釈放はゼロで、40代までの仮釈放もゼロ。
・若くして無期刑になると、40代までの人生は「在所者」か「死者」となって終わることになる。
・仮釈放の可能性は高くはない。所内で死ぬ人より少ない。


 無期刑とはそういうことか。
 メモ。


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