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【お台場】大腸菌対策は有効、水温は最高33・5度の「副作用」も 五輪前に水中スクリーン実験

東京2020大会でトライアスロンとマラソンスイミングの会場となるお台場海浜公園(東京都港区)で、水中スクリーンによる水質対策の実験が行われ、大会組織委員会から調査結果が公表された(平成30年10月5日)。


大腸菌類に対しては水中スクリーンによる効果があったが、最高で33・5度に達する水温上昇などの「副作用」もみられた。この夏の異常高温の影響がありそうだが、トライアスロンのスイムが行える基準を上回る結果が頻繁に見られたことは懸念材料か。


▼水質基準
◯マラソンスイミング
・糞便性大腸菌群数 100ミリリットルあたり1000個以下
・油膜 常時は認められない
・COD 1リットル当たり8ミリグラム以下
・透明度 50センチ以上
・水温 水深40センチで31度以下

◯トライアスロン
・大腸菌数 100ミリリットルあたり250個以下
・腸球菌数 100ミリリットルあたり100個以下
・PH 6〜9
・水温 水深60センチで32度未満



▼水中スクリーン配置
20181005-02-02.jpg
(大会組織委員会)=提供:東京都



◯スクリーンのイメージ
20181005-02-04.jpg




▼測定結果(18日間、7月24日〜8月9日)
◯マラソンスイミング基準
①糞便性大腸菌数
 競技エリア    基準超過4日間(最小28個、最大61167個)
 スクリーン外   基準超過3日間(最小2個未満、最大22000個)
 3重スクリーン内 基準超過なし (最小2個未満、最大290個)
 1重スクリーン内 基準超過1日 (最小2個み何、最大4300個)

②COD=化学的酸素要求量
 競技エリア    基準超過1日間 (最小4・9、最大8・9)
 スクリーン外   基準超過1日間 (最小5・1、最大8.8)
 3重スクリーン内 基準超過10日間(最小6・4、最大10)
 1重スクリーン内 基準超過6日間 (最小6・2、最大10)

③透明度
 競技エリア    基準超過2日間(最小0・4m、最大1・3m)
 スクリーン外   基準超過なし (最小0・5m、最大1・8m)
 3重スクリーン内 基準超過1日間(最小0・3m、最大2・4m)
 1重スクリーン内 基準超過なし (最小0・5m、最大2・2m)


◯トライアスロン基準
④大腸菌数
 競技エリア    基準超過4日間(最小3個、最大35667個)
 スクリーン外   基準超過4日間(最小2個未満、最大7400個)
 3重スクリーン内 基準超過なし (最小2個未満、最大220個)
 1重スクリーン内 基準超過2日間 (最小2個未満、最大1100個)



⑤腸球菌数
 競技エリア    基準超過1日間(最小3個、最大1000個)
 スクリーン外   基準超過1日間(最小2個未満、最大220個)
 3重スクリーン内 基準超過なし (最小2個未満、最大31個)
 1重スクリーン内 基準超過なし (最小2個未満、最大6個)


⑥pH
 競技エリア    基準超過なし (最小7・6、最大8・8)
 スクリーン外   基準超過なし (最小6・9、最大8・7)
 3重スクリーン内 基準超過5日間(最小8・3、最大9・3)
 1重スクリーン内 基準超過5日間(最小8・1、最大9・8)



◯水温
⑦水温
 スクリーン外   基準超過1日間(平均29・2度、最高31・0度)
  31度以上 1日/32度以上 0日
 3重スクリーン内 基準超過7日間(平均30・6度、最高33・5度
  31度以上 7日/32度以上 5日
 1重スクリーン内 基準超過9日間(平均30・3度、最高33・5度
  31度以上 9日/32度以上 3日

※トライアスロン基準 32度以上でスイムキャンセル、31度以上でスイム距離半分


▼対応
 大腸菌類の抑制効果が確認された水中スクリーンは導入を引き続き検討
 水温上昇やpH、COD対策については水中スクリーンの開閉などを検討




 お台場で水質対策は難しいので、大会中の水中スクリーン展開は必至。
 天気が荒れる前なら普通に競技できそうな気がする。
 荒れると3〜4日は水質が安定しない感じ。

 天気頼みという部分、解消は難しいだろう。
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