【晴海】晴海地区4箇所にペデストリアンデッキ 分断解消し東京BRT生かす歩行者ネットワーク整備へ
- 2018/11/22
- 03:00
中央区晴海地区は幅の広い晴海通りで街区が分断されているが、東京BRTの運行開始に向けて、街区間の分断を解消するデッキなど歩行者ネットワークの整備が行われるようだ(平成30年11月25日)。
◯歩行者デッキのイメージ(実際に整備されるものではない)
(グーグルマップより)
豊洲・晴海開発整備計画に示されていたテーマの実現に向けた具体策となる。
▼概要
◯地域の課題
・晴海地区内を分断する幅員の広い幹線道路が、各丁目間の円滑な歩行者ネットワークを妨げている
・公共施設、教育施設を安全・快適に利用出来る歩行者空間が必要。高齢者などすべての人に配慮した歩行空間の安全性の確保が求められている
・新たな交通結節機能(東京BRT停留所など)の周辺の歩行者の流れを円滑にする必要がある
◯整備方針
・新規整備の交通結節機能を中心に、交通結節点の構造や周辺街区の特性に応じた歩行者空間を形成
・貫通できる歩行者空間と連携、各丁目を結ぶ歩行者空間を整備する。
・交通結節機能と各丁目の間で想定される多数の歩行者が安全快適に横断でき、バリアフリーに配慮した構造にする
・公共施設や教育施設との歩行者アクセス確保を立体的な歩車分離で推進
◯対象地域=幹線道路による分断解消をすべき場所
(中の人作成)
◯整備箇所(4箇所)
(中の人作成)
具体的には4箇所について「立体的歩車分離」が示唆されている。
①晴海トリトン地区と晴海2丁目(BRTターミナル)
「歩行者デッキ」(バリアフリー想定か)
②晴海トリトン地区と晴海3丁目
「歩行者デッキ」(バリアフリー想定か)
③晴海3丁目と晴海4丁目(BRTの上下線停留所を接続)
「歩行者空間」
④環状2号線部分(晴海5丁目)と晴海3丁目、4丁目を接続
「歩行者空間」
◯実現時期
新たな開発の機会をとらえて整備するらしい。
そうすると、
①晴海トリトン地区とBRTターミナル BRTターミナル建設前後
②晴海トリトン地区と晴海3丁目
現在解体中の再開発内容判明後に時期のめどか
③晴海3丁目と晴海4丁目
④環状2号線部分(晴海5丁目)と晴海3丁目、4丁目を接続
BRT運行に絡むか?晴海4丁目の構想内容によっては遅れるかも
普通に考えれば、4箇所いずれもバリアフリーに配慮したペデストリアンデッキの設置だろう。
「歩行者デッキ」と「歩行者空間」に差異はあるのかどうか不明。
「歩行者デッキ」にはエレベーターが設置され、
「歩行者空間」はスロープによる対応になるのか?
想像の域を出ない。
晴海通りなど幅員の広い幹線道路はこの地区の歩行者ネットワークの妨げになっている。一気にではないようだが、周辺開発に合わせ、ペデストリアンデッキを想定した整備方針が示されたことで、晴海地区の交通環境はかなり改善されるだろう。
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