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#317 東京都長期ビジョンの「水素社会」とはなんだろう

東京都が平成26年に発表した「東京都長期ビジョン」の中に「2020年大会開催を起爆剤とした水素社会の実現」という項目が盛り込まれました。晴海地区の選手村開発に深く関係してきそうです。

舛添都知事になってから、頻繁に聞くようになった「水素社会」について、少し調べてみましたのでメモしておきます。



東京都長期ビジョンの中で示されていたのは次のような内容でした。

(出典:東京都)


 東京都はすでに水素社会実現に向けた戦略会議を設置していて、平成26年11月には水素社会の実現に向けた戦略会議のまとめ(案)を公表していました。これは東京都の長期ビジョンで取り上げられていた水素社会関係のテーマとほぼ一致しています。東京都長期ビジョンの項目と合わせてまとめてみました。


▼燃料電池車の普及を拡大

 法人・個人の導入支援、庁有車への導入、都営バスで実証実験など
 平成27年度に都営バスで実証実験
 平成28年度に燃料電池バスを市場投入
 東京都BRT計画に燃料電池バスを積極的に導入
 ※燃料電池バスは燃料電池自動車に比べ水素ステーションも大型の設備が必要で、ルートは限定される可能性を指摘する声もある

(中の人撮影)=京成バスの全長18mの連節車両、メルセデスベンツ製



▼水素ステーション整備促進
 移動速度が23区内時速15キロ、市町村20キロとして
 2020年末に水素ステーションへの到達時間15分→設置目標35カ所
 2025年末に水素ステーションへの到達時間10分→目標80カ所
となっています。

 都内に開設予定の水素ステーションは平成26年11月現在7カ所です。開設時期が決まっているものが港区、練馬区、杉並区、八王子市にあって、開設時期が決まっていないものが板橋区、千代田区、大田区にあります。


▼定置型燃料電池の普及を拡大
 家庭用は2020年までに15万台(最大出力10万キロワット相当)
 大規模都市開発に水素ステーションを組み込むなど、その周辺でのパイプラインを活用した純水素型燃料電池の導入(晴海の選手村を想定)



▼水素燃料の需給拡大
 再生可能エネルギーによる水素供給など



 水素社会って何かという説明がどこにも見当たりませんが、

どうやら「水素をエネルギー源とした社会」
ということのようですが、ちがうかな?




▼水素の安全性は?

やはり、福島原発事故の「水素爆発」という言葉や、水素と酸素を混ぜて「ボン!」という実験の体験から、気になるのは安全性です。



(出典:JX日鉱日石エネルギー)

・漏らさないことが大事
・分子が非常に小さく貯蔵容器に高度の密閉性が必要
・漏れた場合、空気より軽く拡散速度が非常に早いため、引火の可能性は低い
・引火しても上方に炎が上がるだけで、液体のように横には広がらない
・特殊な条件で爆発(適度な酸素の混合、密閉空間、火種)

・他の燃料同様、正しく使えば安全、と書かれていました。



このほか、経済産業省の「水素・燃料電池実証プロジェクト」のサイトでは、
タンクの水素を漏れさせて車の中に充満させ、火をつけて影響を調べる実験についての記述がありました。

(出典:JHFC)=第2期のプロジェクトは平成22年度に終了


どちらも普及サイドの話ですが、参考にはなるでしょう。このほか、参考URLに示したアメリカエネルギー省による水素燃料漏れの実験画像はわかりやすいと思います。




(出典:アメリカエネルギー省)文字は加筆


水素自動車の炎は、この後小さくなって終わりますが、ガソリン車の炎は車全体に燃え広がります。



思っていたほど危ないものではなさそうですが、結局、もう少し調べないとよくわからない感じがします。



(参考URL)
正しく知りたい、水素の”安全性” (JHFC)

Fuel Leak Simulation(アメリカエネルギー省エネルギー効率・再生可能エネルギー部)
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②dorattara(~29年11月)
の続き。

中央区とその周辺に関するメモ。

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