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#826 羽田空港跡地第1ゾーンの整備方針(大田区、平成27年7月)をみる

広大な羽田空港跡地のうち、第1ゾーンと呼ばれるエリアの一部で今後、産業交流施設などを整備する事業が行われるようです。このエリアについて、大田区がすでに平成27年「整備方針」を定めていましたので、内容をメモしておきます。

 

 

 

(出典:大田区)

 

 

 隣接する第2ゾーンでは住友不動産グループがホテル建設を行うことが明らかになっています。

 

(関連エントリ)

 #809 「施設間で客室窓が相対」有識者委員会が多数指摘 住友不グループの羽田空港ホテル計画

 

 

 

 

▼第1ゾーン概要

 

 面積はおよそ20ヘクタールあります。環状8号線の西側(多摩川側)に位置します。

(出典:大田区)

 

 

 

 準工業地域(容積率200%、建蔽率60%)で、空港に隣接するため、航空法による高さ制限が厳しいエリアとなります。

 

 

(出典:大田区)

 

 

 

 

 

▼東西南北4つのエリアと整備内容

 

第1ゾーンは4つのエリアに分割されています。

(出典:大田区)

 

 

 

①北側エリア

 京浜急行空港線・東京モノレール「天空橋駅」の駅前広場、バス停、タクシープール、交番などを整備。高さ制限が緩やかなため、施設を集中して配置する

 

 

②南側エリア

 多摩川沿いの親水空間や景観を生かした多目的広場や憩いと賑わい施設を整備。必要に応じて文化・産業関連施設を配置。

 

 

③西側エリア

 空港関連のライフライン管理施設や消防施設。羽田空港天空橋船着場を活用。

 

 

④東側エリア

 航空法による高さ制限が厳しい(北側エリアとの境目は高さ約30m制限で、東に行くにつれて20m未満まで制限が厳しくなる)。駐車場などの付帯機能中心に配置。

 

 

 

 

▼施設概要

 整備にあたっては7つの重点プロジェクトが示されました。

 

(出典:大田区)

 

 

北側・南側エリアについては、想定される施設が示されています。

 

(出典:大田区)

 

 

 

だいたい、こんなメニューになっています。

 

先端産業関連施設

・中小企業向け研究開発ラボ、オフィス

・中小企業、ベンチャー、大手企業・関係機関などの研究開発拠点やオフィス用地等

 

多目的ホール

 

・多目的ホール、会議室、アトリウム

 

文化・アート産業創出

・文化、アート関連企業向け事業用地

 

食文化発信/日本文化発信/観光情報発信/羽田の歴史伝承/先端産業体験

 

憩い・賑わい創出

・イベントスペース、親水立地生かしたレストラン、カフェ

 

トータルウェルネス

・ランニング、サイクリングの拠点施設

 

 

 

何か、どこかで見たような施設のメニューが並んでいます。

 

 

 

周辺地域や各エリア間の関係はこんな感じになります。

 

(出典:大田区)

 

 

 

 

▼スケジュール

(出典:大田区)

 

 

 少し見にくいですが、基盤施設(道路、駅前広場、多目的広場など)については平成27年度基礎設計、28年度に実施設計となっています。

 

 

 建物の建築は平成29年度以降、基本設計、実施設計と工事が行われるスケジュールで、全体として平成32年度におおむね完成させるスケジュールを示していました。

 

 

 

 * * * * *

 

 

 平成28年7月11日付でこのエリアの一部の開発に関して民間事業者を募集するという複数の報道(参考URL参照)がありました。大田区が事業者対象の説明会を開いたようです。

 

 

 対象は、北側エリアの一部と東側エリアになります。面積は6ヘクタールほどです。50年の定期借地権、平成29年5月に事業者が選ばれるという内容です。

 

 

 具体的な施設整備のメニューは今後になると思います。どらったら!ゴールまでに動きがあれば、このエントリが少しは参考になると思います。

 

 

 

 

 

 

(参照URL)

 羽田空港跡地第1ゾーン整備方針 (大田区)

 

 

 東京・大田区/羽田空港跡地第1ゾーン開発第1期/10月下旬に民間事業者募集

(建設工業新聞 平成28年7月11日)

 提案競技で事業者選定/大田区の羽田空港跡地第1産業交流施設など

 

 

(関連エントリ)

 #809 「施設間で客室窓が相対」有識者委員会が多数指摘 住友不グループの羽田空港ホテル計画

 #781 羽田空港第2ゾーンにヴィラフォンテーヌ? 開発者選定で住友チームが三菱チームに勝利

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